トップページ > 明日香座 第1回開催
明日香座 第1回開催

【明日香座とは・・・】

村民みなさんと村長・役場職員が車座になって話し合い、ご意見やご提案を頂き、村政に反映し、皆さんと協働で村づくりを進めるための集会を『明日香座』と称して開催させて頂くものです。

 

第1回開催

日時: 平成24年 1月21日(土) 午後7時から午後9時
場所:中央公民館別館(旧阪合幼稚園)
件名:明日香座 (御園・檜前)
出席者

  • 村民16名
    御園大字(9名)、檜前大字(7名)
  • 村6名
    森川村長、窪田総務課長、島田文化財課長補佐、脇田企画政策課長、上田企画政策課長補佐、薮田調整員

 

質疑応答

生活環境整備

質問「道路の補修をして欲しい」と頼んだら「予算が無く赤字なので直りません」ということだったのですが、村の財政はそんな赤字なのでしょうか。(御園:男性)

 


回答市町村では、道路の維持・補修費にあまりお金を掛けていないと言うのが現実です。地域の方々に材料支給をして補修を実施して頂くこともあります。ただ、必要最低限の維持補修についてはすべきだと思っています。 もともと村の財政規模としては非常に小さいですが、財政としては概ね健全です。ただ、市町村では道路の維持補修に配分出来る予算が少ないという現実はあります。 人口減少や高齢化が進んでいますから、皆さんにも将来的な危機感をもって頂くことも必要なのかと思います。(村長)

質問都市計画道路、村道檜前線の件ですが、現在どの様な状況なっているのかをお聞きしたいのですが。 (檜前:男性)

 


回答都市計画決定が白紙撤回されたと言うようなことはありません。事業化されていないということであれば、計画の制限だけがかかっているという状況です。 都市計画法第53条の許可(申請)を出せば2階建ての建物も建ちます。ただ、計画決定されただけと言うことであれば、将来の計画地に線引きをして制限が掛かっている状況です。 (村長)

質問この計画が、半世紀以上も放置されているという状況は「行政の怠慢」ということにはならないのですか。(檜前:男性)

 


回答一般論でお話しさせて頂いて宜しいですか。「都市計画決定」というのは行為制限には当たらないとされています。法律判断の話で申し訳ないのですが、「事業認可区域」になると、これは行政処分にあたるので、例えば買い上げしないとか何々しないとかという事になれば、強制的に買い上げをして貰わねばなりません。それでもしなければ違反じゃないかということで訴え(裁判)を起こすということになります。そういう仕組みというか整理になっています。一方で、都市計画決定は木造2階建ては建てられるけれども、計画が実行された場合に2階建てをどの様に切るというか整理するということになっています。これが、計画決定と事業認可の違いというところです。法律的な一般論ですが。(村長)

人口

質問明日香を愛するものとしてですが…。人口が7000人余りから6000人余りに減少し、御園大字で言えば、ずっと以前から市街化区域であり、幾分人口が増えているものの市街化区域らしくなって来ているかと言えばそうではない。 例えば、御園地域に「うるおいのあるまちづくり」のようなテーマで、高年収(年収1千万円以上)の方々に来て頂けるように住宅メーカーとタイアップした取り組みが必要ではないかと思います。 また、"うるおい"というテーマ設定では"緑"と"水"が欠かせないと思います。さらに御園の立地は大阪(阿倍野)まで45分で行けるという利便性もあります。キトラ古墳や高松塚といった史跡等もあります。そんな中で、何か刺激になるような施策について検討される必要があると思っています。活性化するならば、市街化区域内の固定資産税は上げていかねばならないと思いますし、農地の適正課税なども必要だと考えます。でなければ(地主が土地を)手放さないし、市街化区域として線引きされているにも関わらず何ら進歩がないと思います。 企業誘致が様々な自治体で議論されていますが「雇用創出」を含めた可能性を求める企業誘致が不可欠です。景観のことも踏まえた企業誘致として、明日香にふさわしい企業の研究所等の誘致など、様々な動き、可能性が考えられると思います。 例えば、赤字企業を2~3年で黒字転換させた日本電産の社長は「情熱・熱意・執念」、「すぐやる・必ずやる・できるまでやる」という信念で取り組んでおられる。また、「10年後の組織はどうあるべきか、10年後の人材をどう育成すべきか」を常に考えておられるということです。(御園:男性)

 

回答市街化区域に関してですが、実は私は市街化区域の線引きの見直しにおいて、県での担当者をしていました。そして、その頃からこの地域(御園)は市街化区域でありながら農地でした。そこでも市街化区域内農地の課税について議論はありました。 明日香村の場合は…と考えると「明日香法」にたどり着く訳です。"建ぺい率"や"屋根は瓦葺きに"、あるいは"寸胴型の2階建てはやめましょう"といったことですね。 なぜ若者が村内に住まないのかと考えると、"そうしたこと(明日香村内で家を建てること)に対応するには相当なお金が掛かる。だったら都会でマンションを借りて(買って)住もう"と言う風になる訳です。このことは、ある種、自然なことだと思います。加えて、橿原市だとか町の方が何かと生活上において便利だということにも繋がっていきます。 住宅が高い(高価)という事も若者が(村から)出て行く要因であり、明日香法(がもたらす)の要因の一つでもあるということにもなる訳です。 おっしゃるとおり「お金が掛かっても(村へ)来てもいいよ。」という人は多数おられます。 これに関連して、空き家バンク制度を見てみますと、昨年応募者(利用希望登録者)は150~160件、これに対して「空き家を提供しても良いよ」というのは3件という現実があります。一方、檜前地区は過去に大開発して世帯数が増えているけれども、御園地区は大開発をせずに世帯数が増えています。明日香村に住む事に関しては難しいハードルが有りますと言うことを少しお話しさせて頂きました。 企業誘致と雇用という部分については、できることは行って、皆さんと一緒に(企業も若い人達も)受け入れましょうという思いです。 地域に馴染んでもらえずに、ただただ住んでもらっても意味がありません。例えば若い人達には(お試し期間的に)2年間は地域活動にも参加し地域に溶け込んで貰って、そのうえで(地域の一員として)本住まいをしてもらうという事も一つの方法だと思っています。先程おっしゃった高額の収入がある方もそうですし、「明日香に住みたい」、「住んでやろう」と思っている人達や企業に対しても同じです。 ただ企業の場合は、屋根は瓦葺きで高さは…という形態の話がでて来ます。それともうひとつ、奈良県では企業誘致する場合の問題点は文化財の発掘(確認)調査が1年以上かかってしまうという部分が有ります。実際に、企業経営者の方からすれば1年どころか3ヶ月でも、それだけ(期間が)かかるのであれば他の土地を探そう…ということになってしまう訳です。こうしたことも何とか出来ないものか考えて行きたいと思っています。(村長)

質問例えば、岡地区には村営(住宅)がありましたね。あそこは、払い下げになり建て替えされた結果として今の形になっている。村営住宅の建設は考えていませんか。(檜前:男性)

 


回答市町村営住宅というのは、県下にもたくさん有りましたが、全国的にも不良財産そのものになっていました。よほど先を見据えてしっかりとした手法を考えなければなりません。 (村長)

 

質問今度、檜前で小学生になるのは60世帯くらいで2人です。さっきの人口の表を見ていると、御園も檜前も高齢者は増えているけれども世帯数が減っている訳ではない。そんな中で、何でこんな風になってしまうのかなと思っています。(檜前:男性)

 


回答お年寄りの方にはお許しを頂いて申し上げるならば、やはり三世代で暮らすということは難しく、若い人達からすればある意味で苦痛なのだと思います。それじゃ分離して若い人が家を建てて住もうとするけれど、なかなか家は建てられない。では、町でマンションかアパートを借りてという流れですね。人口・世帯については、あえて御園・檜前地域と檜前緑が丘・緑台との比較をするつもりで作ってもらった資料ですが、結果を見て同じ傾向にあることを私も驚いています。(村長)

企業誘致・雇用創出

質問企業誘致される場合に、例えば誘致する側によっては固定資産税等の減額・免除等をされたりしているところもありますが、明日香村の場合は何かそうしたことはされていますか。 (御園:男性)

 


回答現在も、企業誘致に向けた取り組みはしていますが、従来、明日香法の関連で固定資産税が既に減額されていますので、そのうえ更に減額・免除をすると言ったことは現時点では考えていません。 (企画政策課長)

 

質問実際に、規制だらけで企業は来ない。高さ制限1つとっても企業にとっては難しい。(御園:男性)

 



回答現実的に難しいところはあります。特殊な企業に限定される現実はありますが、明日香法で明日香の景観を守ることとの両立が可能な方向でと考えています。企業誘致と雇用創出は、村民皆さんと行政の双方のためになることですので、応援して頂きたいと思っています。 (村長)

質問企業誘致と雇用創出は、選挙公約だったと思うので頑張って欲しいと個人的には応援しています。そして明日香法は守って貰いながら邪魔者扱いしないで頑張って貰いたいと思っています。 (檜前:男性)

 


回答今まで以上に働く場を増やすため、奈良県にも働きかけています。県にも企業誘致を推進する部署と、(風致・景観を守るために)規制する部署の両方があります。そうした両方にしっかりと働きかけをしていきたいと思っています。 明日香法がある特別な地域だからこそ、色んな手法で若者が住めるようにする事が大切だと思っています。 (村長)

その他

質問「地域の力関係で良くならない、良くなる」という部分があるのではと思っています。私は、檜前大字に住んでいますが、今後どの様な位置づけで取り組んで貰えるのですか。(檜前:男性)

 


回答私は、檜前地区だけを捉えて「どうする」「こうする」と言うことはお答えすべきではないと思っています。ただ、市街化区域を中心とした平坦部はどうあるべきか、そうでない地域はどうしてゆくべきかと言う捉え方で考えて行くべきだと思っています。加えて、「檜前地域をどうする」かを皆さん一緒に考えるべきだと思っています。(村長)

世界遺産

質問公約とされていた"雇用と医療"の関係で、若い人が企業等に就職される場合は良いのですが、若い人が農業に就いて"うるおう"様な姿が思い浮かばないのですが、そういう施策を考えて欲しいと思います。 それと、世界遺産についてですが、明日香と世界遺産とが結びつかないのです。何か、テレビ等で観る世界遺産とは違いますし「飛鳥・藤原(日本誕生を物語る遺跡群)」とはあるのですが…。 (檜前:女性)

 

回答若い人の就農ですが、農業委員会に諮って5反要件を満たして仮に承認されたとしても、若い人が土地を持つのに借金を抱えて、さらに農機具を揃えて生活を成立させるというのは相当に難しいですよね。そうすると、付加価値をつけたり、技術の高いものを提供する必要が有ります。一方、低収入でも地域で就農してもいいという人もいます。入谷でも猟師として生活する若者が居たりします。こうした若者たちが生活を成立させられる支援・施策は考えて行きたいです。 世界遺産については、"もの+α(精神)"も加味され評価されるようになって来ています。また亀型石像物もそうですが、現物を見せる、観て貰える様なことが大切だと考えています。 (村長)

質問村長は、世界遺産になるべきと思っているのか。思っているならば何をすべきなのかということですよね。 これまでは行政が主になって進めて来ましたが、村民には伝わっていません。また、そんな状態で世界遺産になってしまったら…これもまた困ると思っています。本当に住民意識が非常に低い。目に見えないものを世界遺産にするならば、余計に住民の意識・盛り上がりがとても重要です。そして、世界遺産になることのメリットとデメリットを明確に示す必要があります。 観光ボランティアガイドも45人のうち、村民は約10人、殆どが橿原市民というのが現実です。村民で明日香を案内出来る人がいないのか。とんでもないです。出来る人は沢山います。悪いですが言わせて貰うと、これが明日香村民の特性であり性質なのです。こういう明日香村民の特徴も村長には掴んでいて欲しいと思います。 (檜前:男性)

 

回答トータル的には世界遺産になるべきと思っています。世界遺産登録に向けたプロセスも、これまでのやり方ではダメだと思っています。村民の皆さんが、明日香村のこんなところが素晴らしいと言うところを探り出して欲しい。まさしくそれが「明日香まるごと博物館構想」であると思っています。 「自助・共助・公助」ということも有ります。例えば消防団の方々はこの部分について地域で様々な活動をされています。(村長)

 

※ご意見・提案を「村HP」・「広報あすか」で個人情報を伏せて公表する旨を周知し終了。
※ 当日ご参加の皆様には、貴重なご意見・ご提案をいただきありがとうございました。

 

このページのトップに戻る