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明日香座 第6回開催

【明日香座とは・・・】

村民みなさんと村長・役場職員が車座になって話し合い、ご意見やご提案を頂き、村政に反映し、皆さんと協働で村づくりを進めるための集会を『明日香座』と称して開催させて頂くものです。

 

第6回開催

日時:平成24年 4月 8日(日) 午後7時から午後9時
場所:明日香村役場 2階会議室
件名:明日香座
出席者

  • 村民29名
    岡大字(18名)、島庄大字(9名)、祝戸大字(2名)
  • 村8名
    森川村長、福田副村長、田中教育長、藤田教育課長、山本健康づくり課長補佐、脇田企画政策課長、西川企画政策課長補佐、山崎調整員

 

質疑応答

防災

質問防災に関して 東南海地震が゙起こったとき、明日香村はどんな影響があるか。シュミレーションは出来ているのか。(島庄:男性)

 

回答国及び県の予測データをもとに防災計画を考えています。シュミレーションは県単位で行います。東南海地震の場合は、地震が2~3連動する、一番大きなものになると思いますが、明日香村が震度7とかになることはないのではと私は思っています。(村長)

 

質問3連動した場合の震度が新聞に載っていて、奈良県は震度6弱で、一部が震度6強になっている。奈良盆地の緑の地図しかなかったもので、明日香村は、どれぐらいの震度になるのか知りたい。(島庄:男性)

 

回答今回の新聞に載っていたものは、3連動は元々地震面が紀伊半島の南の海の部分で想定されていたものが、大陸側に可能性が出てきましたよということだったと思います。海洋型の地震が起こった場合、明日香の震度というよりも全体の被害の状況のほうが大きいので、大きな被害の出たところに救助が集中します。奈良県で、南部は被害が大きいので救助に行きますが、北部は震度が4~6ぐらいになると思うので、救済の手がそこまで及ばない、東日本大震災では、青森県も茨城県も被災しているにもかかわらず、全く救いの手が来なかった。明日香村や奈良県はその可能性が高いと思います。(村長)

 

質問地震が起こることは防ぎようがない。万が一起こった場合、建物の崩壊、火災により、石舞台広場方面、高市小学校跡に逃げます。まず、自助、近隣と助け合う共助、次に公助です。公助の部分で明日香村はどのような組織でするのか、その指示系統が確立されているのかということをお聞きしたい。(島庄:男性)

 

回答さきほどの3連動に対応しているものはありませが、地域防災計画は出来ています。しかし、各地域でマニュアルがいると思う。時間外に何かが起こったら、どこに電話してという一言が机のまん前に貼ってあるようなマニュアル。明日香村にもそういったものが必要ではないかと思う。(村長)

 

質問明日香村の指示系統などをはっきりされたほうがよいのかも。全国的に9月1日は防災の日です。明日香村は9月の第1日曜日はクリーンキャンペーンが定着しました。始める前に10分間くらい防災の話をしてはどうか。住民が安心できるのではないか。(島庄:男性)

 

回答良いご提案、皆さんが集まるときに確認しあうということが非常に大事であると思います。避難場所も広く周知されていない。防災計画はあるが、身につける手法を考えなくてはいけない。(村長)

 

質問人命を守ることは財産を守ることだから、考えていただきたい。(島庄:男性)


世界遺産

質問世界遺産のことですが、前村長が言い始めたのはいつごろでしたか。(島庄:男性)



回答世界遺産は、以前は文化庁がこの地域を世界遺産にしますということで、国が主導でやっていたのですが、平成18年から、世界遺産については、各自治体の提案方式に変わりました。世界遺産を目指すと、はっきりなったのは暫定リストに載った平成19年からです。それ以前では、明日香まるごと博物館構想の集大成として世界遺産になればという話はあったと思います。(企画政策課長)

 

質問世界遺産は鎌倉、富士山が次回に決定になるが、飛鳥・藤原はその次に絶対に世界遺産になるのか。ならないのなら、時間をかけるだけだと思う。(島庄:男性)

 

回答富士山も鎌倉も少なくとも飛鳥・藤原より後に暫定リストに登載にされたものではありません。提案方式に変わったときに、たくさんのところが世界遺産登録に手を挙げた。文化庁はもともと明日香を載せたかったので、入れられた。(村長)

 

質問世界遺産に登録になったら、価値があがると思っていましたが、今は世界中にいっぱいあるのでは。(島庄:男性)

 

回答世界遺産をもっと前向きに考えたらいいと思っています。
世界遺産になると来訪者が増える効果があります。それも国外の方が増えるが、一方で、リスクもあります。外国の観光客が宿泊すると標準額6万円、日本人3万円、日帰りだと3,000円~6,000円、明日香だと1,000円~3,000円で 神戸には6,000円、奈良市だと3,000円、最近は「ならまち」は上がってきています。明日香で世界遺産登録が価値があるかというのは、受け入れ態勢が出来ているかどうかで決まる。若い人が定住して、 受け入れ態勢が整って海外の方も来て地域活性化に成ればよいと思っています。(村長)

 

質問世界遺産については、今のままのレールを走っていくということですか。(島庄:男性)


 

回答世界遺産に登録になったら、規制が厳しくなるのではないかという感覚があると思うのですが、明日香の場合、それはないです。明日香は明日香法でとても厳しく規制されている「これ以上厳しくならないですよね」ということは国土交通省の都市局公園緑地・景観課に確認してきました。橿原市は、厳しくなる可能性がある。景観法などで整理をされていますがクリアできるかどうか課題があると思います。(村長)

 

質問いつ頃に世界遺産登録になるのですか。(島庄:男性)


 

回答富士山、鎌倉は、平成25年登録を目指しています。来年からは1国で1つずつの登録申請となるので、早くて平成27年の6月に登録になると思います。(村長)

 

質問まるごと博物館で明日香村に入村料は取れないのか、村で決められないのか。(島庄:男性)


 

回答明日香法を施行する前に議論はあったそうですが、村民が、「私たちを動物園の動物に見立てるのか」と反対された。地域の中で一箇所に車を置いて、お金を一括して支払い、レンタサイクルなどで観光する。入村料というのか交通管理費というのかそういう仕組みもあるのかもしれない。駐車場の確保などの仕組みを構築しないと来訪者にとっては、苦痛になる。レンタサイクルをもっと機能するようにも考えていかなくてはならない。(村長)

人口問題

質問明日香村の人口が減っている、現在6000人ほどですが、これからも下がっていくのか増えるのかどうですか。(岡:男性)

 

回答 現在の人口構造を繰り返すなら、あと3世代で半減以上どころではなくなることになります。子どもの数は、1クラスで40人いない学級が明日香小学校で今2学年ある。団塊の世代の方は昭和22年生まれ方は、もともと200人くらい。現在 40人になっていて、1/5になっている。その世代の子どもが外に出ていかなくても、50年後に1/5になっている。これに外に出て行く人を計算していくとものすごく少ない人数になる。(村長)

 

質問過疎で村が崩壊してきているところもある。明日香村もそうならないために、現在の人口を維持するか、増やして欲しい。 明日香村は、日本にとって特別なところです。住まいのしやすいように、明日香に人口誘導して欲しい。若者が住みやすく、活動しやすいようにとありますが、村外から若い人達に来てもらって、明日香に住まいして欲しいという主旨なのか。もしそうだとしたら、明日香に住みやすい環境をどうしたらいいのか、村長のアイデアがあればお聞かせ願いたい。(岡:男性)

 

回答明日香村から出て行った人に戻ってきてもらうことをすすめたい。外に出て行く要因は何かというと、1つは、家が建てるのに許認可が必要で、申請や発掘に時間がかかり、瓦葺にしたり、意匠形態にお金がかかるという家の建て方の問題、2つ目は3世代一緒に生活するのがしんどい、昔から継続されている村の行事が多く、負担に感じている。 そのことを軽減しなければいけない。3つ目は、立地的に明らかに橿原市のほうが便利。便利にまさるものがあれば外から入ってくるし、村を出て行かない。教育、医療、環境と、ある程度の利便性が確保されていれば、出て行かないと思う。そして、4つ目に働く場です。働く場だけではなく、働きに行く交通の便などあれば良いという方も結構おられると思います。これらが、戻ってきてもらう、基本的な今の視点です。特に、教育は人が住む時の指標になる、学校教育が優れていれば、それを目標に多くの人が集まる。小学校が良ければ地元に居つくのです。(村長)

 

質問一貫教育など言われているので、明日香村の教育がこのようなものだから、帰ってきて欲しいと言う時に、その詳細(何年度に何をするなど)について知りたいです。(岡:男性)

 

回答現時点で具体的なものはできていません。再度、立ち止まって検討したいと思っている。子どものいる家庭が少なく、一貫教育の説明会を開いても参加が少ない。村民の方が関係ないと思って興味をもっていないので、村づくりとして考えてほしい。 教育内容の質を上げることが大切で、学力、体力もさることながら、人間関係調整能力(人を説得させて、自分がどうしたいのか伝えられる)が出来ていないと良い教育とはいえない。私立広尾高校は、受験生も増えたし 偏差値が上がっっています。そのような小・中にしなくてはならないと思う。幼・小・中一貫にするのか、中学校を広域(橿原市・高取町)にするのか、クラスが1クラスになった時点でどちらか選ばなければならない。明日香村は、明日香法という特別な法で守られている地域なので、明日香村だけで幼小中一貫でやりたいと思っています。(村長)

教育

質問明日香村の子どもの体力、学力が下がってきているのはなぜか。(岡:女性)


 

回答単年度、単年度の数字の比較なのでなかなか分析が難しいのですが、ご指摘のとおり、全国、奈良県平均と比べて、誇れる数字ではありません。全国に指摘されているのは、教員の質も否定できえない。人事異動の制度もありますが、義務教育の人事制度は地教委・県教委の一般的な人事になっていない。(教育課長)

本日は、教育長も出席されています。教育長は、奈良高校、青翔高校でスーパーサイエンスなどの教育をされてきておられますので、少し意見をお願いしたいと思います。

 

回答明日香村出身ではないが、家内が明日香村出身者で、村外に住んでいたが、子育てを考えた時、夫婦で話し合い、明日香村を選び暮らし始めました。今度は、その子どもが子どもを育てるのに明日香村で子育てしたいということで、明日香村に戻ってきました。明日香で子育てしたいと戻ってこられるような教育を明日香でつくりたいと思っています。明日香村で育ったときの良さが残っていれば、また、明日香村に戻ってこようと思う。そういう明日香村の教育を進めていくことが目標です。 明日香村のいろいろな方々とお話しながら進めていきたい。村としての教育、理念を含めてしっかり培っていって、今の教育を受けている子どもにしっかり与えていく。新しいことにチャレンジしようと教員がまとまっていく気持ちが子どもたちに伝わることで、巻き込んでいけると思います。明日香村には幼・小・中が1つしかないので、子どもは既に一貫教育と同じ。生活そのものは1つに貫かれたものであるので、これから話し合いながら検討していきたい。(教育長)

 

回答学力調査は平成22年は全国だったが、今は、全国学力調査、全数調査でなくなっている、明日香の学力が高いのか低いのか、公立学校では偏差値が出てこないため、わからない。(村長)

まちづくり

質問人口が減っている。子息が帰ってくることも必要だが、新しい住民にも入ってきてもらう必要があると思う。例えば、考古学に関する専門の学校や大学をつくって、学生に住んでもらうなど、何か新しい施策を考えないと人が増えない。また、岡大字は、明日香村の中心であったが、相対的に力が衰えてきて、お店などが阪合、飛鳥にたくさん出来てる。そこをどのようにしようと行政は考えておられるのか聞きたい。(岡大字:男性)

 

回答人口については、 戻ってきてもらうことですが、それだけでは維持できません。ひとりの女性が子どもを産む合計特殊出生率は1.3で、人口維持には2.08必要であり、社会減を止めたところで、人口は減ります。 地域の活力を上げるには、よそ者、ばか者、若者の3つが地域活力の3原資として必要で、それが起爆剤となる。その受入れが地域にないと、地域は元気が出ない。空家の利活用やみやげ物を一緒に作って受け入れるなど、地域に包容力のある人がいると全く違う。成功事例はほとんどそのようなものです。外から受け入れる若者には、産業、働く場が必ず必要で、2人3人ですが村内に新規就農者を入れている。それでもかなり変わってきています。食事のレストランの新しいシェは、新しい野菜を必要とし、新しい野菜作りを若い就農者にお願いするしくみが増えていけばと思っています。 もう1つの岡地区をどのように考えていくのか、若者を出さないと、岡に新たにで住居を用意しましょうという件は岡には新たな土地がないので難しい。島庄は、市街化区域で活性化の可能性ありますし、駅周辺にも空閑地があり、居住用中心となと思う。この地区は、外部を受け入れながら、空家利用であったりすることが必要です。石舞台から飛鳥寺への道、商売、お店など開業して、賑わいしていく必要がある。若い人が入れるような方向でステップアップしないといけない。(村長)

 

質問街並みの設計をたてて考えていただくことと、老齢化していて、商売できるのか難しいので、マッチングなどを行政で考えて欲しい。(岡 :男性)

 

回答公共の空間ならは、例えば、今、JAの跡地で加工所をしましょうというのは、ある程度のルールの中でが参加できる仕組みも考えられます。犬養記念館なども公共の空間ですのでそれをどのように使うのかは当然あると思います。個人の住居を土産物店に変えるのは難しいが、この周辺に空き家や空き地があって利用して欲しい時、一定のルールのもとで、空家・空き地を使ってもらいましょうと役場、公社が間に入ったり、皆で入ってきた人を応援するなどするのがよいと思うし、そういった成功例が国内各地である。(村長)

企業誘致

質問企業誘致をどのようにされるのか。明日香法の中でどんな企業を誘致しようと考えておられるのか。(岡:男性)


 

回答明日香法は、とても厳しい法律なので、すぐに何ができますなど応えられない。今、企業誘致の話が他地域で進んでいましたが、建物の意匠形態等で、誘致がだめになりました。(村長)

 

質問明日香法をやめるとか言う話ではなくて、明日香法に合うような企業をどのように決めていくのか。(岡:男性)




回答工場の誘致については、どんな制限の中で建築物を建てれるのか、瓦葺きの屋根で企業がそれでペイできるのかどうか、最終的にそこまでしますといってくれて、決まる。具体的に当たっていくしかありません。全般論としては工業誘致を議論する前に、商業的な施設と思っています。工業用地は用意するところが少ないからです。例えば、生産価格ベースに環境のコントロールなど、具体的に当たっていかないとわからない。商業的なほうが可能性は高いです。(村長)

 

質問企業誘致の件で、コールセンターなどはどうでしょうか。オペレーターが多く、雇用の確保もできますし、建物は小さく、景観的に配慮したものができるのではないでしょうか。具体的な方法としてご検討いただければと思います。(岡:男性)

 

回答コールセンターは インドや沖縄に多いです。それは、労働単価が安く、知的能力が高いからです。明日香で成り立つのだったら、是非来て欲しいです。(村長)

商工

質問明日香というブランド力は強い、明日香の名称、産業から言うと、コンピュータを使って明日香ブランドと絡めたサービス産業などを考えていただきたい。(岡:男性)

 

回答付加価値をつけることでブランド性が上がる、明日香は環境も良い、ブランド性と安全性で明日香の農産物のニーズが高いと分析しています。農産物の2次加工所などが解決策の1つだと思います。今の産業は、「人、物、金」でなく、情報も重要になっています。明日香は情報が弱い、情報インフラ、光通信は役場に入っているけれど、全体に弱い。新しく何かが必要なときは立ち止まって転換することになるのだと思います。(村長)

その他のご意見
  • 明日香村には観光のお客様をお迎えするためのたくさんの財産(遺跡・自然)があります。しかし、住民がもっとお客様に歩み寄らないといけないと思います。広島の尾道は住民がお客様に本当に気持ちよく声をかけています。明日香に比べてはるかに財産が少ない尾道がたくさんのお客さんを集めている点で学ばなければいけません。住民のお客様への接し方は一考の余地ありと思います。(岡:男性)
  • 岡寺の石の鳥居から岡寺に向かう道路の途中、30センチ四方の穴ぼこがあり、危険を感
    じるので、早急に対応して欲しい。(岡:女性)
  • 駐在所から犬養万葉記念館までの地中化工事のあとの全面舗装を早急にしてほしい。(岡:女性)
  • 林業振興・里山づくり事業はH24年以降も継続を望みます。(岡:女性)
  • 男女平等協働化の現在、明日香の女性たちがもっと自分の意見が言えて活動できることを望みます。(岡:女性)
  • 文化的記録をデジタル化して明日香村に保存していただきたい。奈良県が堺県の一部大和国として大阪府に編入されていた明治初期に行われた記録地籍図として各大字総代が継承していると思います。(島庄:男性)


※ご意見・提案を「村HP」・「広報あすか」で個人情報を伏せて公表する旨を周知し終了。

 

最後に・・・

子育てをしている方や、女性の意見が通りにくいと言われていますので、女性を対象とした懇談会等も今後検討して参ります。
(森川村長)

 

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