トップページ > 明日香座 第8回開催
明日香座 第8回開催

【明日香座とは・・・】

村民みなさんと村長・役場職員が車座になって話し合い、ご意見やご提案を頂き、村政に反映し、皆さんと協働で村づくりを進めるための集会を『明日香座』と称して開催させて頂くものです。

 

第8回開催

日時:平成24年 5月 6日(日) 午後7時から午後9時
場所:関西大学文化研究所
件名:明日香座
出席者

  • 村民26名
    入谷大字(3名)、栢森大字(7名)、稲渕大字(11名)、阪田大字(5名)
  • 村8名
    森川村長、福田副村長、田中教育長、北浦議会事務局長、浦野総務課長補佐、脇田企画政策課長、関本企画政策課長補佐、小野主任主事

 

質疑応答

地域活性化

質問この車座集会というのは、非常に画期的な取組だと感じました。十数年前から奥明日香の活性化事業に取り組んできましたが、それぞれの地域差・温度差があり十分活動の軸ができないまま今日まできました。
昨年奥飛鳥の重要文化的景観に選定されましたが、これからどういった取り組みが重要なのか、この場で皆さんに共通の話題として議論していただければと思います。行政から仕掛けをしていただくのも1つの方法です。(稲渕:男性)

 

回答せっかく文化的景観に選定されて、゙流域全体を見ましょうという話になっているのに大字単位だけではもったいないなというのは感じております。
一方、耕作放棄地やイノシシの問題等は、これまで大字単位でかなり強くコントロールされてきており、簡単には整理できるものではない。大字単位で動かすものと、全体で動かすものというのを分けて、うまくかみ合わせながらやる必要があると思います。
川づくりは奈良県の土木部がとりまとめ役になってきましたが、今後は村もその中に入らせていただきながら進める必要があるだろうという思いです。
今度、高市・橿原の広域行政事務組合で、古道の整備を起こそうとしております。そういうものも使いながら、みんなで力を合わせる手法を考えていければと思います。(村長)

 

質問3年前にオリジナルのカレンダーを“まほろば館”に置いてもらった。手数料とか事務経費がかかって、情報発信するまで非常に時間と労力はかかる。(稲渕:男性)

 

回答まほろば館では、マップは市町村単位で1つの棚だけ“無料”で置かせてもらえる。しかし明日香村では、“明日香村のわくわくマップ”やブランドの冊子等たくさんある。食事どころ、泊まるところ、体験するところ、オーナー制度ってそれだけですごい種類があって、季刊誌という形で冊子が観光協会からも出している。今後この部分をパッケージ化しまとめていきたい。
一方で、大切なのは、情報づくりです。「どこで何をやっているのか。」ということは、事業をやっている人がつくっているだけなので、そこの情報をまとめているところに流し込んでいかないとだめ。観光協会とか公社とかを中心にそこの体制もつくっていきたい。(村長)

農商工

質問圃場整備事業を実施していただき、ほぼでき上がったが、これからその土地をどのように利用していくか、思案しているところです。現在、黒豆を試験的に耕作しているが、それだけにとらわれず、何かいい意見があれば聞かせていただきたい。
また、管理ですが、雨による法面の崩壊などに対して団地化し、組合のような組織を作り平等に補助を受けられるような方法があれば教えていただきたい。また、他の整備地区と比較すると個々の面積は狭い。へき地でも特産物があり、自分たちの手で商品化し、いい名前をつけて売り出しているところもあり、何かそのような良いお話があれば指導願いたい。
もう一つ、防災の関係ですが、以前防火訓練を実施したが、大字の人から地震等に備え、危機管理のための組織づくりをしてもらったら・・・という意見が出ていました。そういったことからご指導をいただきたい。(阪田:男性)

 

回答圃場整備をやるからには、効率化しているわけです。その活用というと、2つの方法です。
1つは、できるだけいろんな人の手をかりて効率的に動かすこと、もう一つは単価の高いものを作っていくことと思います。例えば、阿部山で薬系のものを植えて、吉野の業者と一緒に加工に取り組んでいます。やっと製品ができるかなといったところです。現時点でも、阪田大字は酒米オーナー制度を始めとして、いろんなことに取り組んでおられ付加価値が高い動きをやっておられる。単価の高いものをつくるか、外部の手を借りて棚田オーナー制度のようなものを続けるのか、そういう手段しかないと思っています。
では、単価の高いもので、売れ筋のものがあるのかどうかは、情報収集が必要です。ちなみに、県の農林部局からいろんな作物を植えている事例があると聞き、最近聞いた事例としては、よもぎを計画的に植え収穫する、そういう事例を集める作業が必要だろうと思います。
維持管理するには、やっぱり一人で農業運営するよりは、多数の方々で営む手法の方がうまくいく可能性が高まるのかなという思いです。
防火訓練の話は、危機管理、組織づくりが必要であると思っています。自主防災組織率は、村内でまだ3割ぐらいです。奈良県の平均は7割、全国平均も大体7割なんです。静岡のように、本当に危機管理、東海地震が来ると言われている地域では98%自主防災組織が立ち上がっています。その上で訓練等10年、20年ぐらいずっと続けておられますので、そういうところと比べると、もう少し取り組みが必要であると感じています。(村長)

 

回答阪田大字では、平成24年1月に自主防災組織を立ち上げていただき、その折に組織図をつけて報告いただいています。しかし、いざ地震や災害が起こったときに「どう動くのか」という部分が重要です。先進地の事例等あり、消防署とともに事例を持って大字に伺わせていただき提案させていただきたい。改めて日程調整をさせていただきます。(補佐)

回答圃場整備のあとの活用が、今後一番大事なことであるという思いです。
第4次整備計画でも、阪田大字も含めて、圃場を活用したクラインガルテン、また農の体験もできるような農家民宿といった取り組みがあります。商工会の方でも農家民宿に取り組んでいただいておりますが、担い手不足は阪田だけに限ったことではありません。外部の人の力を借りながら圃場を活用していくことが必要です。
法面保護については、今後崩土するという可能性があります。事業期間中は村の方で整備しますが、今後は、災害対応になるかと思います。今後協議を重ねさせていただきながら、ソフトをどう進めていくのか取り組みも含めて検討していきたいと考えております。(副村長)

 

質問酒米オーナー制度も今年で15年目になり、引き続き20周年もやりたいと思っています。ただリーマンショック以後オーナー制の会員集めが大変な状態です。MAXで220~230あったオーナーが現在180口前後に減ってきているというのが現状です。外に向かって発信できるよう一緒に組み込んでいただけたらと思います。
オーナー制では、稲渕の棚田のオーナー制が案山子祭等報道されています。他のオーナー制というのは冊子等では紹介されているが、なかなか知らない人が多いため、村を挙げて一緒にやっていただけたらと思っています。
関東方面では飛鳥に興味を持っておられる方が結構おられます。明日香村で「何かをやっている」というようなアピールがもっとできたら集客もできるんじゃないか。例えば、宿泊して稲刈り等いろんな体験ができる、自然の中でそういうことができるというのも、一つの飛鳥の魅力ではないか。村を中心としたそういった部門があってもいいんじゃないか。阪田のオーナー制の活性化に、何か知恵がありましたらお聞かせ願いたい。(阪田:男性)

 

回答東京では、飛鳥は「日本の始まりの地」という価値が強く感じられる。飛鳥のよさをフィールドとして感じていただけるよううまくお伝えすることが大切。
飛鳥駅におり立ち、阪田にどうやって行くのか、手法は何、車なのか、それともバスなのかをわかっていただけるように“アスカナビ"という仕組みをつくっていこうとしています。
東京に「まほろば館」という奈良県のアンテナショップがある。そこには明日香の物はひとつしか置いてなかった。明日香ブランドが44種類今でき上がっているが、いろんな取り組みが足りてないなという思い。
近畿日本ツーリストの教育旅行担当部局が東京にあり、全国の修学旅行のマネジメントをしています。体験メニュー等を見せアプローチをする取組を今、商工会が積極的にやってくれており、少しずつ今動き始めています。一方で、我々として受け入れられるか。情報発信とアプローチは、今、始まりかけていますので、一緒になって取り組みをさせていただければありがたい。(村長)

 

質問我々だけで情報発信、受けとめてもらうのは至難のわざ。審査基準もあり、ハードルも高い。行政で地域地場産業の育成など手を携えていただくことが一番必要なこと。棚田活動、保全活動をやっているが、そこでの特産品の販売ルートを如何につくるかという課題があります。(稲渕:男性)

 

回答三輪出身の方で、福岡でレストランチェーンを運営されている方がいて、地域の情報発信者として九州地方で活躍されている。今年の10月か11月に奈良・明日香・三輪フェアみたいなのをやりますと言っていただいた。皆さんに協力いただければと思います。一つ一つ重ねていくことが必要で、東京などでも展開する必要があると思っています。(村長)

 

質問奥明日香「さらら」というお店を始めて丸4年、5年目になる。データはとってないが、圧倒的に関東のお客さんが多い。
神奈備の活性化委員会でつくらせてもらった『奥明日香へようこそ』と『古道を歩きましょう』という2種類の地図がある。
村外、県外の人は、その地図を評価していただいている。こつこつした積み重ねは、私たちはできますが、そこから全国的に発信するというのは、やっぱり自分たちだけでは無理なので、発信の仕掛けということはしてほしい。(栢森:女性)

質問鳥獣被害対策、イノシシ柵ですが、稲渕はまだ順番が来ないので棚田のオーナー制度をやっておりますが、もう手放すという方が最近増えてきました。
順番飛ばしてでも早急にやっていただきたい。農家の方も非常に困っています。耕作放棄地が増えるばかりか、オーナー制度も飛んでしまうのではと危機感を持っています。
棚田の入り口の一番目立つところで年1回しか刈ってないという現状がある。指定する側が、きちっと維持管理をしてもらわないと困ります。世界遺産の登録も含め文化庁は何をしてるのという思いがあります。(稲渕:男性)

 

回答文化庁と国土交通省の買い上げ地では扱いが違います。国土交通省、あるいは県が買い上げした土地は地元で栽培していただくことも可能になっているんですが、文化庁が買い上げしたところは完全凍結です。文化庁は草刈りも年2回するという仕組みしか用意されていません。大官大寺跡と川原寺の北側と稲渕宮殿跡です。これを「村が農地として活用できるのであればいい」、「古都法と同じような扱いをしてほしい」ということで、つい最近、文化庁の次長も来られ確認をいただいた。
稲渕宮に関しては、村の管理地となった上で、一緒に活用していただける人も探し、使わせていただけるよう了解を得ることができました。
鳥獣被害対策ですが、田畑を囲うという作業と長期的に鳥獣を押し返す作業の両方が必要であると思っています。確かに柵に関しては、モグラたたきのように出てきたところをつぶしていく作業をし、抑えていくしかないと思っています。
もう1つ山の手入れもしなくてはならないと思うんです。里山部分の押し返す作業です。(村長)

質問イノシシ対策の件ですが、去年オーナー制度で脱穀という時点で、イノシシに全部食べられてしまった。ずたずたにイノシシが食べてしまって、“ええっ"と思う悲しい姿をオーナーさんが見ています。現実的に今年のオーナーの募集は減っています。何を目的で優先順位をつくっているのか。予算もあるが、それぞれ歩調が整うようにしていただきたい。(稲渕:男性)

 

回答防護柵に関しては、全村の境目部分に全部しましょうという決意を示しながらとりくんでいる。ただ、その中でももう少し優先的に考えてよという要望もあり、もう一度考えさせていただきたい。(村長)


回答現状は、ネットフェンスを22年度から村事業で実施しています。
稲渕地区、栢森地区の一部は、県事業で計画しており、阿部山から大根田、栗原、上平田と南のすそ野を通って、稲渕、阪田、細川、尾曽、下尾曽まで行く計画で、総延長22キロあります。
これは阿部山からスタートしますが、圃場整備工事を先行させていただき、その後フェンスを張っていこうという計画で、最終28年度ぐらいに終了する予定です。
当然、これにつきましては県事業のため、県と調整をさせていただく必要があります。
また、村事業が23年度で約7キロ実施し、24年度では約9キロ実施する予定であり、入谷地区については、23年度で一部実施いたしましたが、今年も引き続き計画しています。なぜ、栢森など奥が先で稲渕がまだなのか、阪田がまだなのかという議論になりますが、県事業であるため再度県と調整をさせていただきます。(副村長)

 

回答イノシシをさばく人も捕る人も必要です。さばく人、捕る人も増やさなければならないし、里山を広げるために杉林を間伐しましょうとか、皆伐する事業もあります。県の方で補助事業化されたりしています。いろんなものを組み合わせて、今後検討していきたいと思います。(村長)

  • 自由貿易協定が機能し始め、政府は多分大規模農家を対象にした助成予算を大量に組み入れることとなるが、小規模農家ばかりの本村がどのような対応されるのか関心の高い人が多いし、将来に不安も持っている。(阪田:男性)

景観

質問 村の大字の自慢を聞いてほしい。
稲渕は棚田が有名です、綱掛けがすごいです。飛び石も、私は「あんな石の橋が何でええねん。」という思いでした。全国から、万葉集とか好きな方はもうそこをあこがれて来られますが、その宝を地元の者が知りません。
阪田の方もおっしゃいましたが、オデヤマからの景観はすごい。明日香、それから藤原京、平城京が全部見渡せる。阪田のあの景観のすばらしさというのを、本当に自慢に思っていただきたいですし、稲渕のこの棚田、綱掛神事、飛び石、そして請安さんのおられるところ、そして栢森は、川のせせらぎが物すごく感動していただけます。つい先日、大仁保神社で、「あんなすばらしいところが明日香村にあったんやな。」とすごく感動していただけました。
それぞれの地域にはそれぞれ自慢の場所があって、本当にすばらしいところがあると思う。地元の宝をそれぞれの地域からすくい上げていただき、村づくりをしていただきたい。(稲渕:女性)

 

回答大仁保神社からの景観はすばらしいというお話はよく聞きます。
個々の誇りみたいなものは教育の中で掘り起こす作業がいいのかと思います。大字の皆さんが、お子さんに言い伝えていただければありがたい。一方で、その地点、その時刻で見れるもの、この場所でしか感じられない、この時期にしか感じられないというものがいっぱいあると思うので、それを整理し、アスカナビにのせていく作業が必要と思っています。(村長)

観光

質問アスカナビについて、ナビゲーションはいいとしても、具体的にもう少しご説明いただきたい。(稲渕:男性)



回答アスカナビの運用の話については骨格があるだけです。
この4月採択していただいたばかりですが、京大と連携協定を結び、自分たちのノウハウを提供してあげようという話があり、それを組み立てるための財源が国で一応確保できたという段階。
自分がどこにいて、その位置を検索したらそこに行くルートを示すし、内容をもっと詳しく調べるとか、食事場所など検索すればどんどん詳しく入っていけるみたいな仕組みです。言い換えれば、スマートフォンを使った車のナビの歩きバージョンみたいなもの。(村長)

回答オーナー制度は、阪田と稲渕といった相共通するところがあります。それぞれ連携して、ナビゲーションはもちろんのこと、そこに訪れていただけるような窓口とシステムをつくっていただければと思います。(稲渕:男性)


  • 来訪者の立場に立った案内板を設置してほしい。飛鳥駅からのアクセス、石舞台からのアクセス、ハイキングをする人のための標識が少ない。(栢森:女性)

生活環境

質問ただ、それを実際に運用するには、足となるシステムの構築が必要。例えば、かめバス等の運行体制を週に1回でも増やしていただくとか・・・。そうでないと我々保全活動をやっている中で、どうしてもマイカー主体の話になってしまいます。
もっと多くの方、ハンドルの握れない方、高齢の方等をひっくるめて、奥明日香の方へ呼んでいただけるような、そういったナビゲーションとともに並行して、我々の企画に沿った運行体制もご協力をいただきたい。(稲渕:男性)

回答現在、金かめと赤かめが本当に移動がしにくい方々に最低限の移動を確保しようということで運行している。
バスの仕組みは普通15分間隔程度。村は1時間に1本とか、もっと間引き運転しかできない状態。
これはご批判やご意見もあり、見直さなくてはいけないと思っています。
一方で、いつ、どんな足が発生するのかという情報を集める仕組みをつくらなくてはいけない。
『観光プラットホーム』というものをつくって、実際に活動している皆さんが集まってくるものをつくろうと思っています。その仕組みに参加していただいている方々で、状況を見て足の手配ができるような仕組みをつくれるのかどうか、一緒になって考えていきたい。(村長)

質問第4次水道整備についても早急にお願いしたい。(稲渕:男性)



質問一つは、昔は田んぼをつくって水を引く、子どもが遊びにいって、砂遊びもするから川が正常に流れていたが、今はどっち向いて流れているのかわかない状況。源流中の源流にもっと手を加えてほしい。耕作放棄地を解消していく方向にもなるし、人も入ってくる。また子どもたちの自然観察の場になる。そういうところの生き物を子どもに見せることが、非常に大事と思っています。
もう1点は、入谷集落は栢森から2キロぐらい離れており、急な坂道。この村道をきれいにするのは我々の仕事であり、当然やっていかないといけないが、高齢化の波、人口減少がはなはだしい。
人も少なく、仕事はできない人たちも多い。そういう事情も加味し、村道の管理を村が主体になってやってもらわないといけない時期にきている。何とか考えてほしい。(入谷:男性)

回答どうやっていくのかは個別の話になるので、畑や尾曽など同じような課題を抱えている地区を含めて、考えさせていただきたい。(村長)



  • かめバス、循環バス入谷の集荷場まで1日2回でも上がってほしい。 (入谷:男性)
  • バスの復活も検討してほしい。 (入谷:男性)
  • 村道管理について、地元での人手が不足しており、年々困難になっていることから村で管理できないでしょうか。 (入谷:男性)
  • 奥明日香に来られる方は良いところですねと言われるが、その後に必ずもう少し交通の便が良ければ何回も来たいのにと言われる。せめて日祝日に村内循環バスを走らせてほしい。(栢森:女性)

健康

質問健康診断について、がん検診等非常に充実させていただいているが、そこへもう一つ、腫瘍マーカーを追加して頂きたい。(稲渕:男性)


回答腫瘍マーカー一つ一つが費用がかかります。念頭に置いておきます。 (村長)


人口問題

  • 空き家バンクシステムがしっかり運用されているのか、効果が上がっているのか実情を知りたい。効果が上がっていないようであれば、問題点を十分検討した仕組みづくりが必要と思います。 (入谷:男性)

その他

  • 初めての明日香座、大変有意義であった。 (稲渕:男性)


このページのトップに戻る