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明日香座 第10回開催

【明日香座とは・・・】

村民みなさんと村長・役場職員が車座になって話し合い、ご意見やご提案を頂き、村政に反映し、皆さんと協働で村づくりを進めるための集会を『明日香座』と称して開催させて頂くものです。

 

第10回開催

日時:平成24年 6月24日(日) 午後7時から午後9時
場所:飛鳥寺研修会館
件名:明日香座
出席者

  • 村民39名
    飛鳥大字(29名)、八釣大字(3名)、東山大字(4名)、小原大字(3名)
  • 村8名
    森川村長、福田副村長、田中教育長、杉本文化財課長、米田文化財課長補佐、脇田企画政策課長、関本企画政策課長補佐、山崎調整員

 

質疑応答

人口問題

質問人口がどんどん減ってきて、高齢化してくる。飛鳥地区は、特別な法律があって外部から非常に入りにくい。
私も、ほとんど村外に出ていましたが、たまに帰ってくると、確かに住みやすく生活がしやすい。ただ、所得が少ない。農業だけでは、まず食べていくことは不可能です。専業でするには、機械代に追われると思いますから、基本的には兼業農家にならざるを得ない。全国区の企業に勤めると、明日香を離れざるを得ないという課題があります。外部の人が入りやすい、例えば、未耕作地を貸出すなど、農業をしながら滞在できる地区をふやすという様な取組みが全く見えない。もっと大きなうねりとしてやらない限り、人口のわずか5,000、6,000の話をやってても、全然活性化にはならないです。
人口が増えれば、年齢の高い人が外部から入ってきてもいいわけです。米、農協で売るとおいしい米でもそうでない米でも同じ6,500円です。それが、魚沼産みたいに、おいしい明日香米をつくるということで倍だったら採算は合う。景観とともにある村ですから。明日香村としてどう方向性をつけていくのかというのが以前から全く見えない。産地化だとかブランド化、1次産業を6次産業にきちっとやって、明日香村の加工品として売れる。一生懸命、朝から晩まで働いた農業所得とサラリーマン所得の差で、やっぱりサラリーマンに行くと思います。その所得差を解消するようなことを考えないといけないと思います。
(飛鳥 男性)

 

回答日ごろ村内で生活する時間短い方と、村内で、長い時間いろんな活動をされている方が余り議論されておられないことが課題だと思っています。農業で食べられる人の多くは、水稲ではありません。最近の新規就農された方で農業技術を持った方は、専業農家もおられます。ところが、新規就農者は10年間で数名です。数名では、景観は守られないです。地域の中の稲作をやることに、非常に熱意を持っているという方々が、今、高齢者にはなっています。
平成24年度予算では、新規就農者の支援事業として、国補助事業を活用して、初めて農を取り組む方に対して支援し、新規就農者として受け入れやすくします。いかにうまく地域の中に溶け込みながら、一緒になってやるというのも非常に問題で、役場が仲介役で入らせていただいて、大字で一緒に働く体制もそうですし、皆さん息子が本当に農業をしてくれるのか、していただけない場合は、だれかに貸してでも動かしていく仕組みをお考えいただきたいと思っています。
住む場所では、明日香の位置というのは、大阪都市圏の中で、十分通えるエリアです。
もう1つは、観光とか農家が一体して動くことです。宿泊、お土産物、食べる場所をもっと強化し、お店をふやしながら、この地域全体の中でもお金が落ちるような仕組みにする。橿原神宮東口停車場飛鳥線もでき上がれば、村内でお金が回る仕組みをみんなで準備しようと思っています。
この北明日香は、結構動いているエリアかなと思いますが、もっと何か、用意していかないといけないと思っています。「景観を維持しましょう、その中でお金を回る仕組みをつくっていきましょう、住まいの問題」というこの3つの視点です。(村長)

 

質問全国のいろんな都市づくりとか、まちづくりのお手伝いをしていて、仕事で東京や地方に週の半分くらい出張しているので、外から見る明日香と内から見る明日香の多分両方から感じていることをお話します。
特に人口ピラミッドを適正化しようと、低齢人口ふやそうとか、滞在型観光ふやそうとするのは、多分どこの都市でも同じようなこと考えていて、そこを目指すのは、要は都市間競争に勝たないといけないという非常に大きなハードルがあると思います。明日香村の人口の目標をどのあたりを目指すか。理論的なものをどれぐらい持つものか。
明日香をもっと若年層をふやして、低齢人口ふやしてく方向と、あるいは高齢者が最後についの住みかとして、日本のふるさととして非常に住みやすい村であってもいいのではないかという考え方のどちらの選択肢もあるのかなと思っています。
どちらを選択するにしても、課題は公共交通です。もっと非常に回りやすい、動きやすい村にするということが非常に大事。子育て側からすると、例えば、スポーツ教室なんかも含めて、共働きの世代でも参加できるとか、あるいは習い事や塾に通ったり、友達の家に遊びに行ったりすることや村のコミュニティーに密着するのも不便を感じています。高齢者の方が友達のところへ行ったり、買い物に行ったり、育てた農作物を持っていったり、外と交流するなども、今、奈良交通のバスが入っているだけでは、非常に片手落ちかなと思います。ちょっと違った枠組みの中で、住民のニーズにあった公共交通、それから非常に小回りのきく公共交通、それが必要になるのではないかといろんな町を見ながら、日々感じています。(飛鳥:男性)

 

回答人口ピラミッドの話と都市間競争の話ですけれども、少し違うと考えています。明日香は明日香法を適用されてこのような状態になったということです。明日香村は、団塊の世代が出ていかれなくて、団塊ジュニアの転出が非常に目立つんです。この出る量が多過ぎるのです。これをもうちょっととめるか、Iターンしてもらうのも一つの手かなと思っています。アメリカでは、高齢者だけで、すてきな都市で失敗した。単層の世代で地域つくったら、そこはどんどんオールドタウン化しますが、そばに幼稚園と小学校と一緒につくったら、一遍に活性化したという事例が世界的に結構たくさんあります。
ある程度の小学生、中学生、若い子たちが絶対必要という認識が少ない。教育目的で、子どもたちを連れて帰ろうかなという気になる部分を強くしていきたい。
かめバスは、非常によく考えた制度ではあるが、今は、かなり空気を運んでいる。そろそろ違う仕組みも考えるべき時代が来てる。数年がかかると思いますが、今後、取り組みをやりたと思ってます。(村長)

地域活性化

質問北明日香に、学校を持ってきたらどうですか。 人が流出する中で、大学院、大学、小中高を誘致する。学生が明日香へ来れば、また下宿も必要となり、活性化が可能ではないか。風致の問題がありますから簡単にはいかないと思いますが、明日香村全体と見た場合に、明日香が発展すると感じています。(飛鳥 男性)

 

回答北明日香は、歴史・文化が中心で特に飛鳥京・浄御原、八釣、小原、東山から見える景色というのが、本当に明日香の歴史・文化のそのものを感じる地区です。南明日香は古墳が中心です。世界遺産は、日本の国の始まりの地として登録を目指している。
飛鳥京、藤原京が、日本の制度を起こし、日本そのものが起こったということを主張します。
骨格になっているこのエリアは、にぎわいが非常に大切であるという認識です。大学をつくるのは非常に大変なことです。歴史的風土保存地区、風致地区の1種では、ある意味絶対的にできない。大学生ぐらいが、もっと足を明日香に運ぶような知恵を考えないといけない、いろんなトライをさせていただきたいし、いろんなご提案もいただき、一緒に議論していきたい。(村長)

教育

質問去年、教室に扇風機をお願いし、今年小学校1教室に2つずつ扇風機を設置頂き、子どもたちも大変喜んでいました。今後も子どもたちのための要望を吸い上げさせてもらいたいと思います。
飛鳥大字に、公園を整備していただいたのですが、幼稚園児、保育園児が増えてきたので、安全・安心に遊べるような場所を確保して欲しい。子どもの体力低下も深刻。少年野球やサッカー等で、走っているその子らだけが体力アップしてると思います。残念ながら来てない子どもたちの体力等はもっと下がっていると思うし、親子が遊べるような環境ができればありがたいと思います。(飛鳥 男性)

 

回答扇風機のお話、去年から要望出していただいて今年度、簡単な扇風機を1教室に2台用意することに決まりましたので、活用していただきたい。
明日香は、子どもを育てるにはいい場所だということを、村を出た人たちは、絶対感じているはず。そういう教育を明日香村でしていくことが大事だと感じています。
大学や仕事で村を出て、外で住んでみたが、子どもができてきたら、明日香へ帰り、あの風景の中で子どもを遊ばせたいと感じてもらいたい。行政のほうも景観の問題、バス路線、公園のお話、村内にはちょっとその遊ばせる場所が、本当に少ないと感じています。法の関係があり相談をしながら、遊び場とか遊具などの検討も始めているところです。
幼小中一貫も含めて、今、1村1幼稚園、1小学校、1中学校をうまくつなぎながら、子どもたちを育てて、いずれの日かここに帰ってくる。あるいはここでずっと住み続ける、そんな思いを持ってもらえるような教育というものが実現することが願いです。(教育長)

 

質問以前、八釣、東山、小原の県道桜井明日香吉野線の道をかめバスが走っていたのですが、廃止され、今は、飛鳥大仏からバスが出ていますので、そこまで、毎日、児童を送って行っておられます。通学の路線で、そういった不便があります。通学バスで児童がいなくなったので、もう通さないということで、役場と奈良交通と検討したが、廃止いうことに決まったという話でした。しかし、高齢者の人も利用されていたので、今、健康福祉センターや公民館で、老人会の催し物をされたり、図書室に本を借りに行くにも、足がなくなったので行かれないという人もある。
小原・東山・八釣の児童は、飛鳥寺までの道は坂道で大変なので、やっぱり通学バスを運行してあげるべきだ思います。(東山・八釣 男性3名)

 

回答小学校になったら帰ってこられる例も最近徐々に出てきている。たくさん住みついていただくことが目標です。どのようにうまく住みついていただけるのか考えていきます。一方で、交通について、何かいい知恵探す時期に来ていると思います。(村長)

 

質問子どもに体力向上のために外で遊ばせたいと思っても、飛鳥や奥山地区には、ボール遊びできる広場と機能が全然ありませんでした。この春から総合型スポーツという形でカリキュラムをつくっていただいて、平日の放課後に実施されることになり、すごくありがたかったので、図書館で時間までそこで過ごさせていただいて、学校のほうで先生方に見ていただく、図書館で自習をして待ち、帰りも、巡回バスで送って、そのバスの中にもボランティアの方が安全確認のために常に乗ってくださるということで、父兄としてはバス停まで迎えに行けばいいし、すごくありがたい。
やはり新しいソフト的な事業をやるなら、足の問題というのが絡んでくる。小さな車で、まめに1時間ぐらいで公民館や学校の校庭まで下ろしていくとか、福祉センターへお年寄りを乗せていくとかという送迎サービスがあって、村民の力をうまく活用して、ボランティアではなくて、責任を持って、しかもやる側も楽しみのあるような、報酬が伴うような形のサービスができる仕組みがあってもいのではないかと思っています。
観光は、外の人に対して何かをすることで成り立ちますが、逆にその村の中でお金を回す仕組みというのも、一つ立ち上げていっても良いのではないかと思い、その一つが交通、そして教育。村内にアーティストの方が、かなりお住いですので、そういう方たちに子どもたちが絵画塾やスポーツの塾などいろんなカリキュラムをやっていただいて、子どもたちが歩いて通える環境にあれば、親ももっと出せるし、何かそういう意味で、うまく回る気はします。(飛鳥 女性)

 

回答総合型スポーツクラブ、本年度試行で始めました。指導者にきちっと謝礼金を渡す、世話をしてくださった方にも、わずかでもお礼ができる。ボランティアであるけれども少しはお礼ができるよう、参加者から会費をいただいて、運営をしていく形に持っていくのが目標です。時間が学校の授業の終わりとってますので、少なくとも家の近くのバス停までは送っていくことを前提で募らせていただく、これは、これからも大事にしていきたい。夏休みには、プール教室を、1年から6年まで全員対象でやる予定をしています。昨年は無料でしたが、今年は有料に切りかえています。そのかわり、きっちりとした指導者がついて、送り迎えも保険もきちんとします。それは、幼小中一貫の中で、学校の者と行政の者だけではできない部分がたくさんありますので、できるだけいろんな人にかかわっていただきながら、勉強からスポーツ、芸術的な面まで拡大していければなという思いはしてます。また、いろいろご意見いただきながら進めてまいりたいと思います。(教育長)

 

回答皆さんご存じだと思いますが、最近、村に入ってきている人の中で、アーティストの人とかアートにかかわる人が多い。そういう方々が思いを持って入ってきていただくのはいいのですが、地域の中で活動もしてほしい。いろんな方々の持っておられる能力をできるだけ地域の中で回していただきたい。
東日本大震災で被災なさった彫刻家の方が、明日香に来られて、今、彫刻展を開かれています。本当に根づいていただいて、そのかわり、明日香にも何か還元していただけるような仕組みを、また提案していきたいと思います。(村長)

生活環境


質問大字飛鳥の水路の問題を早く解決しないと街並みはますます滅んでいくと思います。村の方から動いてもらいたい。県道と村道と交換する話の時に県が何とかしましょうという話でした。小さな溝に一時に水が出て、水があふれ、4、5年前は、大変な状態になってしまいました。何とか早く方向づけをきっちりしてほしいと思います。この飛鳥の景観を考えたら、早くしてもらったほうが、景観維持できます。(飛鳥:男性)


回答桜井土木事務所でもいろんな動きをとっていただいている。
水路改修は、十五、六年前に桜井土木事務所で発注されたが、いろんな経緯があって中止されたと聞いている。今、地中化を含めて、水路整備なども動いているはず。桜井土木事務所と調整させていただきたい。(副村長)

 

回答県道橿原神宮東口停車場飛鳥線ですが、バイパスが完成すると、旧道の部分を村道に振りかえるという形になります。橿原神宮のところがまだでき上がっていませんが、そろそろできる可能性があります。もう1本、飛鳥川沿を走る村道豊浦小山田線も、基本的には県で管理していただいてもおかしくない路線であり、話し合いをしていました。
電線類の地中化は、歴史的な場所ではとても難しい。電線を後ろや裏側に回して通すケースや特異な処理の仕方をするケースもあります。入江泰吉さんが、飛鳥の地を昭和40年代に写しておられて、電柱は40年前から言われています。きちんと解決をしなければならないと思います。努力します。(村長)

 

質問小原から飛鳥へ出る道が欲しいです。
もう1点は、飛鳥京苑池遺跡の整備の目的で土地買収されましたが、そこで果樹をつくっていて、獣害被害にあっています。去年もたくさん被害にあって何とか対策はしなくてはならないという状態。買収した場所は、いつもきれいに刈っといてほしい。(小原 男性)

 

回答獣害イノシシの要は同じネットフェンスを設置させていただいて、タヌキ、ハクビシン、タイワンテンやアライグマの小動物は、地域づくりで檻を用意しているので設置していただいたらいいと思います。(副村長)

 

 

質問捕らえた時、その処理はどうしたらいいのですか。(小原 男性)

 

 


回答それは、地域づくり課へ連絡いただいたら、大和郡山市に処理場がございますので、対応してもらいます。(副村長)



回答飛鳥京苑池遺跡は買収させていただいた中で、草刈りなどの管理をすることによって防ぐことができます。(村長)

 

その他

質問大字飛鳥の農業白書をご紹介します。
大字飛鳥の総戸数は108戸で、うち、農家が55戸、非農家が53戸。
農家の55戸のうち、約80%の44戸が稲作をつくっている。稲作をつくってない農家は11戸で20%。11戸のうち、自己圃田が6戸、連作や野菜畑、景観形成作物を植えている農家が5戸という規模になっています。44戸の農業の実態ですが、自己の作付農家は27戸で61.4%で全面作付けを依頼している農家が17戸です。
水稲の自己作付け農家27戸の実態の内訳ですが、稲作に必要な農機具をすべて完備している農家が13戸。これが農家のプロですね。残りの14農家につきましては、何らかの形の作業(大半は、稲刈りから乾燥、もみすり)を依頼しているのが多いです。
それから、従事年齢ですが、80歳代が2名、それから70歳代が11名、60歳代が8名、50歳代が6名で、高齢化していて、今後、5年間ぐらいは何とか維持できると思いますが、それを過ぎると、この先不安を残すところです。
参考に、平成24年度の古都の買収地の作付農家の状況ですが、作付けいただいている農家が9農家26筆で2万1,431平米です。大字飛鳥から8農家、大型の機械が必要な場所は、大字外の農家にお願いしています。また、平成24年度の中和農業共済組合の水稲の引き受け面積は、55農家で1,188アール、1戸当たり21.6アールということになり、規模が小さい農家になっています。
飛鳥の地内で、飲食関係の店をご紹介しますと、5軒の飲食店に開業いただいていて、「飛鳥で食事を頂いた」と口コミで、非常にたくさんの人が訪れています。それが、飛鳥の活性化につながっているということで、食材も、飛鳥産の野菜等々を使っていただければ非常にありがたい。
また、飛鳥の町側筋の電線の地中化、共同溝の説明会は、平成24年2月に桜井土木事務所と役場からきていただいて、試し掘りが3月ぐらいに始める話でしたが、遅れていて、11月ぐらいまでできない状況です。(飛鳥大字より)

回答大字側からこんな説明聞くの初めてです。非常に参考になりました。個々の大字で、やっぱり高齢化が目の前にあるということと、大字ごとで、かなり買い上げ地の利用が先ほどお聞きした形で運営されていることがわかりました。
電線の地中化の話ですけれども、平成24年、25年でできるだけ早く、進めていただきたく、(県道ですから)桜井土木事務所に働きかけます。


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