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明日香座 平成25年度 第6回開催

【明日香座とは・・・】

村民みなさんと村長・役場職員が車座になって話し合い、ご意見やご提案を頂き、村政に反映し、皆さんと協働で村づくりを進めるための集会を『明日香座』と称して開催させて頂くものです。

 

第6回開催

日時:平成25年 4月27日(土) 午後7時から午後9時
場所:役場
件名:明日香座
出席者

  • 村民12名
    岡大字(3名)、島庄大字(8名)、祝戸大字(1名)
  • 村8名
    森川村長、福田副村長、田中教育長、脇田企画政策課長、
    浦野企画政策課長補佐、穴瀬地域づくり課長補佐、畑楠調整員、米田調整員

 

質疑応答

医療

質問明日香村は成人病検診や介護予防に力をいれていますが、動けない人や介護してくれる身内がいない人への対応はどうなっていますか。明日香村内の特別養護老人ホームは2つありますが、待機人数が多く、要介護3・4級にならないと入居できないと聞いています。将来村民の人口も減少することから、介護施設に入居する人が増えると考えられます。その場合、明日香村内の特養が難しいことから、民間の老人ホームや近隣市町村の施設に入居することになるのですか。国家予算の3分の1は医療費に使われると聞いています。明日香村は予防に力をいれているが、予防も難しくなったときにはどうするのですか。(島庄 男性)

 

回答介護は介護保険法により国が定めたルールにより運営しています。介護費用の財源は国県村の行政負担と40才からの介護保険料の割合が5対5の割合になっています。地域で潤沢な介護を行えば行政負担が増して介護保険料が増加します。そのため、介護保険料を4000円から5000円に引き上げさせていただきました。明日香村も高齢化と介護施設利用者が増加し入居待機者が増えてきているため、予算化して待機者を受け入れることが出来る体制を整えなければなりません。施設介護よりも在宅介護のほうが負担が少ないことと、奈良県は地元で生涯を終えたいという高齢者が多いことを鑑み、在宅型の介護を手厚くしていくという方向になってきています。特養の待機者数に関しては各施設によって異なります。また、今後高齢化が進むことを見越して、今年度保健師を一人採用しました。そのことにより、AKP48や在宅介護の方々にきめ細かい対応を行えるようにしています。一方で明日香村の強みとしては、民生児童委員と総代会の仕組みが機能していることがあげられます。他市町村に比べてフォローがある程度出来ていると考えています。(村長)

農業

質問イノシシが石舞台古墳など人里周辺に出没し、田畑を荒らしています。そのため農業を諦めてしまった人もいる状態です。イノシシ対策事業費に2500万円が計上されていますが、具体的な駆除方法を教えていただきたい。(島庄 男性)

 

回答基本、明日香村全域を囲う予定です。詳細は担当者から説明します。(村長)

 

 

 

回答イノシシ対策は山際を柵で囲う事業計画があります。村事業は平成23年度に上居・東山・小原地域、県事業は平成25年度から細川谷方面を進め、高市地区については、山際に柵のラインが稲渕地区までをつながる予定です。25年度予算ですが、県事業部分の距離が長いので25年から26年度予算の繰り越し金の形をとる必要があります。柵の高さは鹿対策も兼ねて2メートルになります。(地域づくり課長補佐)

 

質問柵は短期間で作り塞いでしまわないと、空いている場所から侵入します。(島庄 男性)

 

 

 

質問柵は上居から東山まであるが、イノシシは柵の内と外両方にいる。柵で村を囲ったとしても、内側で生息しているイノシシを駆除しないと解決しません。(島庄 男性)

 

 

回答駆除と防御を両立しないと意味がありません。近年は罠での捕獲数も増えています。今後も罠と猟友会の事業を並行して進めてもらいます。今後の課題として、捕まえたイノシシの処理方法があります。現在は捕まえたイノシシを埋めていますが、再利用できないか。また、罠の設置場所も、忌避せず協力してもらう必要があります。(村長)

 

回答柵は県事業で阿部山・大根田・栗原・上平田・栢森間と、稲渕・阪田・細川・上・下尾曽間で約22キロを予定しています。村事業では23年度が7.6キロ、24年度が5.9キロです。(副村長)

 

 

回答県事業は平成25年度で稲渕から下尾曽間を、26年度以降、栢森から阿部山までを予定しています。(地域づくり課長補佐)

 

 

質問柵だけではなく、生態学など根本的な解決方法を考える必要があるのではないか。(島庄 男性)

 

 

 

回答生態学的に変えていくためには、里山を維持する必要があります。今後、県が提案している広葉樹林化も検討していきます。(村長)

 

景観


質問最近、昔の明日香村が失われつつあると言う声をよく聞きます。観光客は都市圏に近い明日香村に全国で失われつつある自然の緑の濃さを求めていると思います。そこで住んでいる私たちが自然をできるだけきれいにし、静まっているようにするべきだと思います。また、自然の緑に気を使う必要があり、山など自然の緑を際立たせるためには白色を抑制する必要があります。私たちの家でも白い植木鉢を取り除くだけで植木が見え、石がきれいに見えます。また、犬養万葉記念館の入館者数は少なくなっていますが、意外と遠方からの来館者があります。明日香村としても来訪者にひけをとらない、質を落とさないようにとする気持ちが大事であり、よく見せる工夫をひとつと、もてなしの気持ちを含めていい施設、いいイベントがあれば入館者数が増えると思います。(岡 男性)

 

回答白色の議論は初めて知りましたので、今後議論していきたいです。観光客は明日香村に非常に期待してこられます。村長として様々な人を案内する機会がありますが、みな感激して帰られます。明日香村のすばらしさを住民にも理解いただくには、小学校の頃から明日香学を学び、大人になっても学び続ける機会が必要です。明日香学を学んだ子どもたちは、村外に出た後も熱心に明日香村を応援してくれています。(村長)

 

質問福島県は、景観保護のため出光石油の赤い看板を茶色にするなど、目を引く色を厳しく規制しています。明日香でも検討する必要があるのではないでしょうか。(岡 男性)

 

 

回答今年度から風致の許認可権が県から村に移譲されました。今後は村で屋外広告物などの規制誘導に関する計画を立てていきます。(村長)

 

防災

質問防災訓練について、具体的に日時を決めて実施してほしいです。5月19日に祝戸大字で防災訓練を行いますが、祝戸だけで行っても訓練の効果が低いと思います。また、決められたルートを使って避難所に行く経験が無ければ、実際災害が起こったときに行動することが難しいです。(祝戸 男性)

 

回答庁舎の耐震補強・道路の整備などハード面の強化も重要ですが、村民へのソフト面の整備が遅れているように思います。クリーンキャンペーンや村民体育祭の開始時間10分前に、防災教育の時間を持つことはできないでしょうか。命に関わる問題であるため、第一の重点に置いてほしい。また、現在進めている島庄の自主防災組織づくりにも協力をお願いします。(島庄 男性)


質問10分間の訓練ではなく、半日または1日かけて、実際の避難経路をたどって避難場所へ行かなければ身につかないため、そういった訓練をしてほしいです。(祝戸 男性)

 

 

質問東日本大震災では、各地の自主防災組織が機能しなかったと聞いています。災害時の備蓄はどうなっていますか。(島庄 男性)

 

 

回答備蓄場所は中学校です。今明日香村で災害が起きた際の想定避難者数は2000人と想定しており、備蓄は2000人分を目標としています。村では食料・水の備蓄はしていますが、各家庭においても備蓄をお願いしたいです。平成25年度は防災の講演と、避難所・避難経路のマニュアル化を予定しており、それに基づいて翌年度から実際に避難訓練を行っていきたいと考えています。(総務課長補佐)

回答災害時に想定される避難者に対し、3日間提供できるだけの食料を確保することが基本ですが、1日で救助される場所もあれば10日放置された場所もあります。避難訓練や備蓄も重要ですが、まずその保管庫の鍵の場所を村民で確認しておく必要があります。(村長)

質問明日香村の自主防災組織率の順位が、最下位から順序を上げたと新聞で見ましたが、どうなのでしょうか。(島庄 男性) 

 

 

回答自主防災組織率が最下位だったのは平成22年度で、平成25年度は47%位あり平成22年度の2倍になっています。(村長)

 

観光

質問稲渕などの観光地に、一般客用のトイレを常設してほしいです。棚田百選と大々的にPRしているのにトイレが無ければ、観光客に悪印象を与え二度と来てもらえません。実際、女性の観光客がトイレで苦労しています。北海道・旭山動物園のバイオトイレのような設備を設置することはできませんか。(岡 男性)

 

回答ボランティアの方と話す機会があり、奈良県は全体的にもてなしの意識が低いという話を聞きました。トイレや休憩場所や案内標識などを、土地勘が無い人でもすぐにわかるように整理していくべきと思います。(村長)

 

教育

質問近年児童の体力低下が問題視されていますが、補正予算で小学校のトイレを和式から洋式に代えると聞きました。児童の足腰を鍛えるためには和式がよいのではないでしょうか。(島庄 男性)

 

 

回答そういう意見も承知しております。女性の車座で議論していく中で、和式トイレにどうしていいかわからず戸惑っている子どももいるようです。また、今の住宅は大多数が洋式トイレになっています。今後、身体を鍛えるには別の方法を議論していきます。(村長)

質問世界遺産や幼小中一貫教育について詰められているが、今後については合議による進展ではなく、村長・副村長・教育長によるトップダウンも必要ではないでしょうか。また、現在、幼稚園・小学校・中学校の生徒数は全体で何人ですか。(島庄 男性)

 

回答幼稚園は80人、小学校は約230人、中学校が約150人。小学校は2年生だけが40人を超えていますが、他学年は40人以下になっています。(教育長)

 

 

質問幼小中一貫教育が計画されて10年経つが、進みが遅いように感じる。何か問題があるのですか。孫世代のことなので急く必要も無いが、計画を進めるのであれば是非進めてほしいです。(島庄 男性)

 

 

回答一貫教育については、毎月広報紙でお知らせしており、間違いなく動いています。停滞しているように見えるのは、建物が統合されていないからだと思います。一貫教育には3つのパターンがあります。まず、中学校と小学校が連携して教育を進める連携型。次に、校舎は別々のまま小中が一つになる分離型。最後に、校舎を統合して1年生から9年生体制をとる一体型。これまで一体型案が先行しすぎたため、再度明日香村に一番ふさわしい形を探すことになっており、平成24年度に新体制で再スタートをきりました。小学校が統合された当初、児童数は600人を超えていましたが、現在は当初の3分の1になろうとしています。中学校は各学年2クラスの6クラスありますが、次年度の新入生以降は各学年1クラスになることから、幼稚園から中学校まで12年間を同じ仲間と過ごす確率が高くなります。子どもたちは既に一貫状態で過ごしていますが、学校は個々に教育計画をたてるために、幼稚園・小学校・中学校の先生同士の交流がありませんでした。そのため、昨年度から、幼稚園・小学校・中学校の全先生方による合同研修の機会を設けて、教育機関同士で交流し、情報交換をすることにしています。 平成25年度は一貫教育に関して、主に4つの計画に取り組みます。まず、小中学校間の交流。授業の関連性理解のため小学校の音楽・図工・美術を中学校の先生が担当します。2つ目は、英語教育。今年1年かけて幼稚園から中学校までの12年間を通した教育課程を作り上げます。中学校からの転校生に配慮しながら、試験的に小学校5・6年生から中学校の英語学習の一部を取り入れます。3つ目は郷土学習。子どもたちに明日香を知り、誇りを持ってもらうためのカリキュラムを今年1年かけて研究していきます。4つ目は国語力の強化。全国学力・学習状況調査の結果、明日香村の子どもたちは表現力が弱いことがわかりました。教科としての国語という意味でなく、日本語の力、言語力というものをつけていくカリキュラムを整理していきます。今後どういった形で進めていくかは、昨年たくさんのご意見をいただいたことなどをベースにしながら、将来のことを考えてよりよい形に打ち出していきたいと考えています。 教師間の交流だけでなく、子どもたちの交流も行い、人をつなぐこともやっていき、明日香村としての一貫教育を進めていきます。また、昨秋、子どもたちを育てるために地域の人たちの力を借りる学校地域コミュニティーを立ち上げ、募集させていただき、平成25年4月から動き出しました。幼稚園については、菜園の植え付けや耕運など、またアレルギーの子どもでも食べることができるお菓子作り。小学校については、図書室のお世話や農業指導など。中学校については、学力向上に向けて英語と数学の勉強の補助などです。これらについても12年間を通して子どもを育成することに主眼を置いています。今後も募集していきますので、協力をお願いします。また、奈良県全体で規範意識を高める取り組みを行っています。明日香村としては、まず平成24年9月からあいさつ運動を始め、現在140名ほどの方に協力していただいています。当初大人の挨拶に小さい声しか返ってこなかったが、年度末くらいから自主的に挨拶ができるようになりました。明日香村がどこでも元気な挨拶が交わされる村になればと期待しています。 少しずつですが、皆さんのお力添えをいただき、一貫教育の視点で見た教育が今動いておりますので、これからもご協力をお願いします。(教育長)

 

回答学校教育施設の管理者として、どうして一体化をしないかという理由が3点あります。1つ目は、クラスがどうなるか示されないまま現況のクラスを前提に施設をつくり直すということはありません。最新のデータで再計画をたてます。2つ目は、本当の一貫教育であれば、施設一体型と校長が一人というのが普通ですが、もっと教師間で交流を深めてから考えていきたいです。3つ目は、放課後の問題です。一貫教育で求めているのは放課後も含めた学校のあり方です。今回、保育園で行っている学童保育を小学校で行うことにします。学校地域コミュニティーが始まりました。(村長)

財政

質問新聞報道で明日香村整備基金31億円の内、5億円を仕組債(外国債)で運用し、円高により1億円の損失を出していると聞きました。「安全かつ確実な運用」を地方自治法で決められている中で、アベノミクスによる円安等を踏まえてどのように対応していくのですか。(島庄 男性)

 

回答明日香村整備基金は、明日香法に基づいて造成され、利子(運用益)により各種事業に取り組むための基金です。仕組債については購入時に決定した期間が満期を迎えるまでは早期償還(売却)は行いません。また、満期前に解約しなければ元本(5億円)は保証される仕組みになっており、利子(運用益)についても、国債等と比較しても現状では高い利回りを確保しています。(村長)

質問今後の円安や資産価値が高くなり含み損が無くなった場合についても、仕組債(外国債)は売却しないのですか。(島庄 男性)

 

 

回答仕組債については、為替相場に伴い利率が変動するため、円安が進み、仕組債の売り手側の負担が大きくなりすぎると強制的に早期償還される仕組みになっているので、あまり円安が進むと自動的に早期償還することになります。(村長)

質問23年度の決算を見ると、村民1人あたりの税収が7万で支出が59万である。一般家庭に例えると破産であります。今現在、地方交付税や国庫支出金等によって成り立っていますが、明日香村は特異なのでしょうか。(島庄 男性)

 

回答地方交付税には普通交付税と特別交付税があり、また、明日香村は特別交付金をもらっています。この1億8750万円は非常に特別な意味があります。明日香村は産業が豊富な地域ではないため、地方交付税や特別交付金によってお金が足りない部分を補填してもらっています。(村長)

質問明日香村は半永久的に地方交付税がもらえるのですか。(島庄 男性)

 

 

 

回答国が制度を変更しない限り、普通交付税と特別交付税の一部はもらうことができます。ただ、明日香法に対する特別交付金は5年ごとで、現在の予算は26年度で期限が切れるため、27年度から31年度については26年度の国の概算要求時に要求してもらわないといけない。この特別交付金は増減する可能性はあるので、減額にならないように飛鳥古京を守る議員連盟に働きかけるなど努力する必要があります。(村長)

 

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