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明日香座 平成25年度 第8回開催

【明日香座とは・・・】

村民みなさんと村長・役場職員が車座になって話し合い、ご意見やご提案を頂き、村政に反映し、皆さんと協働で村づくりを進めるための集会を『明日香座』と称して開催させて頂くものです。

 

第8回開催

日時:平成25年 7月 7日(日) 午後7時から午後9時
場所:関西大学文化研究所
件名:明日香座
出席者

  • 村民17名
    入谷大字(1名)、栢森大字(4名)、稲渕大字(8名)、阪田大字(4名)
  • 村8名
    森川村長、福田副村長、田中教育長、脇田企画政策課長、
    浦野企画政策課長補佐、小嶌教育課長補佐、小倉調整員、 小野主任主事

 

質疑応答

人口定住施策

質問明日香は住みにくいといわれます。その理由の一つとして、病院が無いことがよくあげられています。しかしながら、車で10分以内の距離に5つも救急病院があります。全て橿原市にあるとはいえ、これだけ近隣に大きな病院がある地域は珍しい。現状と異なるイメージが定着していることが気になります。(稲渕 男性)

 

回答よく言われるイメージの一つです。ただ、教育旅行のアンケートで、明日香村を選んだ理由として「近隣に病院がある」がよくみられます。車で10分以内の距離に5つも救急病院がありながら、農村体験もできる場所が珍しいようです。ただ、利便性の問題では、医療以外の問題に重点があるように感じます。交通の利便性、家を建てる際の費用助成など、よく指摘される課題については来年・再来年を目処に対策をたてる予定です。(村長)

世界遺産

質問富士山の世界遺産登録が決まりました。飛鳥・藤原の宮都も世界遺産を目指して頑張ってください。観光客数が減少しているのに、夢市の利用者は増加していると聞きました。その関係性をどうお考えでしょうか。(男性)

 

 

回答まずは世界遺産について。世界遺産暫定リスト(各国政府がユネスコに申請用に提出するリスト)に現在登録されているのは10遺産(平成25年10月現在 富士山が決定・鎌倉が落選)です。他に「飛鳥・藤原京」に先行していると思われるのは2つあり、その他は同レベルと考えられます。ただ最近、文化庁の世界遺産担当者との対話を持つことが可能となり、調査団派遣もありました。このことから、前向きに捉えられていると考えています。今後一層進展させるために、調査団から指摘された問題点を改善していきます。例えば飛鳥浄御原宮跡。現在史跡指定されているのは、遺跡の3割くらいです。やはり全体を史跡指定する必要があると指摘されました。キトラ古墳壁画や高松塚古墳壁画の展示方法が確定する平成30年頃を目処に、世界遺産の登録作業も行いたい。鎌倉は武家社会の始まりとその影響を証明出来ませんでした。それに対し「飛鳥・藤原京」は、日本の国の始まりであることを証明することができます。ただ、建物が残っていないため視覚に訴えることができません。目に見えない価値を世界に向けてどう説明するかが最大の課題です。 観光については、先日、観光事業に携わる方々二十数名と話をしました。夢市茶屋の総合売上は横ばいですが、夢市は売上減です。過去7年間の入館者データを見ると、亀形石造物・犬養万葉記念館・石舞台古墳の入場者数は減少。それに対して、県立万葉文化館は、イベントがあれば入館者数が増加する傾向があります。有料施設の入館者数は、2010年は増、2011年は減、2012年はもとに戻るなど、今のところ規則性がありません。そのため、1年単位ではなく、数年単位で判断する必要があります。全体的な観光客数・観光関連のお土産販売店の売上は落ちています。夢市の売上は石舞台古墳の入館者数以上に減少しているため、比例していると簡単に言うことはできません。夢市に対して、あすか夢販売所・夢の楽市の売上は伸びています。その理由は、この直売所2店が観光客よりも地元の方々に支えられているためだと考えられます。観光客数について。一般の観光客は減少していますが、教育旅行参加者は増加しています。それに伴い収益も増加している。現在取り組みを進めている教育旅行は、宿泊客が少ない明日香村にとって非常に大きな経済的影響があります。(村長)

生活環境整備

質問奈良県事業の飛鳥川の整備について、長期に渡り実施されていることから、農業用水が濁るなど、被害を長年にわたって被っている。進捗を進めるよう努力して頂きたい。(稲渕 男性)

 

 

回答状況を把握した上で、できるだけ早期完成を要望していきます。(村長)

 

 

 

質問栢森・入谷から降りていく道は、災害時に倒木や土砂崩れで度々通行止めになります。そこで、別の道の整備について要望を出したのですが却下されました。いつも通る道が通行止めになった時は、芋峠から吉野に抜ける道を使います。しかしその芋峠も土砂崩れによる通行止めが度々起き、その都度なかなか復旧しません。栢森・入谷から降りていく道をもう1本造るのが難しいのであれば、芋峠周辺の1車線の場所を2車線にしてほしい。2車線になれば、1車線が利用できなくても残りの1車線で通行ができます。また通行止めの際は、大きく「通り抜け禁止」と書かれた看板を立てて下さい。現在通行止めの時は、手書きのような小さい文字で書かれた看板で判りづらいと感じます。 (稲渕 女性)

 

回答芋峠は、吉野側が崩れやすいために度々通行止めになります。1車線のために災害時に通行止めになりやすい場所が2カ所ありますが、ここを広げて2車線にするためには神社庁の許可が必要です。神社庁へは行政からの働きかけだけではなく、住民の方々のお力添えもお願いしたい。看板の話は桜井土木事務所に相談します。(村長)

農業

質問圃場整備後の取り組みについて、懸念される有害鳥獣対策や圃場の利活用について今後どのような展開となるのか。(阪田 男性)

 

 

回答まず、地域や所有者が取り組まれることであり、村としては現時点で明確に利活用のプランはありませんが、村の体制については農業担当を1名増員し強化を図っており、同時並行で、村で活用可能な国等の補助メニューを近畿農政局とも話を進めている段階です。地域のご意見を踏まえながら、進めていきたいと考えています。(村長)

 

回答有害鳥獣対策については、県事業・村事業において防護柵の設置を進めております。設置後について、柵の内側にいるイノシシ等については檻の設置や、猟友会の協力を得ながら、対策を進めていくつもりです。(副村長)

 

質問イノシシも多いが、最近では鹿も発生している。(阪田 男性)

 

 

 

回答鹿への対策を考慮して、フェンス高さを高くして対策を実施しています。(村長)

 

 

防災

質問防災について。奈良県全体に言えることですが、明日香村は災害に対する意識が低いように感じます。かつて、奈良県は自主防災組織率が近畿で最下位、明日香村はその奈良県下で最下位です。明日香村で自主防災組織を組織している大字はいくつあるのでしょう。今年の冬の大雪で停電・倒木による通行止めを経験した稲渕でさえ、自主防災組織の話が出てきていません。大淀町や河合町のように防災組織率が100%に達している近隣市町村を見習わなければなりません。(稲渕 男性)

 

回答明日香村が安全だと思っている方々が多いのは確かです。そのため、総代会から静岡に視察に行っていただくなど、現場を見ていただく取り組みを始めています。やはり大字の自主防災組織は、各総代や役員の方々に声を上げてもらわなければなりません。平成25年現在の明日香村の防災組織率は約46%で、年々上がってきています。ただ、自主防災組織率が上がったとしても、災害時に機能しなければ意味がありません。災害時に機能させるためには日頃の訓練が重要です。明日香村には大字という地域コミュニティーが機能しています。この大字というベースが、自主防災組織を組織する時や実際の訓練時に大変役に立つと考えられます。(村長)

景観

質問阪田・稲渕・栢森・入谷・細川は、自然の宝庫です。歴史・景観・動植物も多い。万葉集に出てくる植物も自生しています。万葉集に絡んだ観光の呼び込み、子どもたちが自然を学ぶ場など、住民が作って行くことができればと考えています。また、行政も勉強して守っていって欲しいと思います。(稲渕 女性)

 

回答努力いたします。(村長)

 

 

商工

質問農家民泊の時期を見直して欲しい。農作業に慣れていない人に稲刈をしてもらうと、作物に傷がつき商品にできません。そのため、田植体験だけを対象にしてほしい。昔ながらの手作業の田植えでも、都会の子にとっては十分体験になると思います。(阪田 男性)

 

回答農家民泊は、修学旅行の一種です。修学旅行の内容にも流行り廃りがあり、近年の流行りは農業体験です。明日香は農業体験と歴史体験が両立できます。伝統的に中学校の修学旅行は5月、高校生の修学旅行は秋。最近、JTB・近畿ツーリスト内の教育旅行専門部門のように、旅行会社が修学旅行の企画・管理を行うことが増えてきています。現在商工会を中心に、旅行会社と教育旅行の受け入れについて話をしています。また、他国からの教育旅行は、単価が高い・時期が固定していないことから、もっと重視していく予定です。体験内容・時期については、まだまだ初期段階の取り組みで未成熟であるため、情報共有もできていない状況であり、今後農家の方々と話し合いたいと思います。(村長)

地域活性化


質問新聞でご当地ナンバーについて読みました。個人的には賛成しています。そこで、これまでの経緯・現状・今後の見通しをお教えください。(稲渕 男性)

 

 

回答まずご当地ナンバーの基本的な条件について。一つ目は普通自動車(軽自動車を含まない)が10万台以上登録されている地域であること。二つ目は知名度の高い名称であることです。奈良県下で登録台数が10万台を超える市町村は奈良市だけですので、近隣市町村が連合して提案しなければなりません。担当庁は国土交通省で、3月から募集を始め6月末が県から国への提出期限でした。名称はいくつか候補がございました。ただ、飛鳥時代の飛鳥地域は高市全体・橿原市・桜井市・田原本エリアも含まれる広範囲であったため、村としては“飛鳥”がご当地ナンバーにふさわしいと考え推薦しました。直売所など村内各地や橿原市さんのイオンモールなど人が集まる場所でアンケートを行いまして、ばらつきは多少ありましたが、80%~90%の賛同をいただきました。また、関係市町村の首長さんからも何名かのご賛同いただきました。ただ、消極的な議員さんなどがいる市町村もございました。最終的に、賛同市町村の登録総合計は約5万500台で国土交通省に申請しましたが、10万台に達しておらず8月初旬には保留という国の判断となりました。導入のチャンスはまだ10月末までに周辺市町村の賛同が得られれば、要望書再提出を予定しています。仮に導入されれば、ナンバープレートの変更は、すぐの変更も可能ですし、新しく更新されるときの変更も可能です。新車になれば新ナンバーになります。 ご当地ナンバーについては、今後も観光振興の一策として取り組んでいきます。(村長)

その他

質問よく仕事関係で欧州に行くのですが、自己紹介の時によく住んでる場所について聞かれます。私は「奈良県」ではなく、「明日香村」といいます。その時、明日香村について、英語で「日本の最古の都です」と説明します。明日香村は「日本最初の都」、初めて「天皇」号が使用された場所、高松塚古墳・キトラ古墳など特色有る遺跡が現存する場所です。明日香村のすばらしさを住民が訴えなければ誰も訴えてくれません。世界に対して、歴史という側面から日本をPRすることも重要です。是非行政に先頭に立ってもらいたいと思います。(稲渕 男性)

 

回答現在、関東の大学の先生方とともに、明日香村の歴史的な価値観を整理した本(地域ブランドブックス「飛鳥-時空間ブランドとしての飛鳥劇場」芙蓉書房出版)を作成しており、これも国内外に日本を発信する手法の一つだと考えています。(村長)

 

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