お問い合わせ窓口:明日香村教育委員会
公募で選出された若手アーティストが、村民との交流を通じて、明日香村を題材にした作品を制作・発表する『飛鳥アートヴィレッジ』は、今年で6回目の開催となります。今年の3名のアーティストは、2月に実施したプレリサーチ・ワークショップを経て、夏から2か月間以上の現地滞在(アーティスト・イン・レジデンス)をおこない、例年よりも長い時間をかけて作品制作を進めています。そして、今年の展覧会は初めて3つの会場にて開催し、作品鑑賞と共に村内の回遊も合わせてお楽しみいただけます。また展覧会の会期前には、制作現場の公開やトークイベントなどの関連プログラムを複数実施します。3名のアーティストが明日香村での体験を独自の解釈で表現した作品と、各々の村内での活動や制作のプロセスに触れながら、明日香村の新たなアイデンティティを見い出す機会になれば幸いです。
飛鳥アートヴィレッジFacebookページ : https://www.facebook.com/asukaartvillage/
参加アーティスト : 野原 万里絵、徳本 萌子、佃 七緒
会期 : 2019年11月23日(土)~12月15日(日) 入場無料
会場 :
期間 : 8月~11月中旬(随時)
会場 : 明日香村中央公民館別館(明日香村 御園353-1)
※展覧会までの期間中、アーティストの制作の様子を随時ご覧いただけます。(制作をしない日もありますのでご了承ください。)
日時 : 10月11日(金)15時~17時
会場 : Matsuyama Cafe(明日香村 越2-1-1)
ワンドリンク注文制、予約不要
※3名のアーティストがこれまでの作家活動を紹介し、参加者のみなさんと茶話会形式で気軽に交流していただけます。
日時 : 10月26日(土)13時~15時
会場 : 南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館
参加無料、要予約(飛鳥デザインウィークのHPよりお申し込みください。https://japandesignweek.jp/asuka/)
※明日香村の文化資源の活用について考える「飛鳥デザインウィーク」の主催企画に、3名のアーティストが登壇します。
日時 : 11月23日(土)13時~14時30分
会場 : 奈良県立万葉文化館 企画展示室
参加無料、予約不要
※展覧会初日のトークとして、3名のアーティストが自らの作品を解説すると共に、滞在期間中のエピソードや作品制作のプロセスなどをお話します。
主催 : 明日香村教育委員会
協力 : 奈良県立万葉文化館、南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館、飛鳥坐神社
後援 : 明日香村、(一財)明日香村地域振興公社、(公財)古都飛鳥保存財団、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所
1987年大阪生まれ。2013年京都市立芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。
絵画を描く際の感覚的かつ曖昧な制作過程に関心を持ち、自ら制作した定規や型紙などの道具を用いた絵画作品を制作・発表している。また、自身が道具で絵を描く行為に加えて、ワークショップを日本各地で開催し、協働制作による作品も発表。他者とのコミュニケーションを通じて、絵画の新たな可能性を模索している。
1993年神奈川生まれ。2015年武蔵野美術大学 造形学部工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業。2018年東京藝術大学大学院 美術研究科修士課程入学、現在在籍中。
テキスタイルの技法と素材をもとに、主にミシンを用いた平面および立体作品を、国内外のアーティスト・イン・レジデンスに参加しながら制作・発表している。時間の経過で移ろいゆくものの表情や、その土地に蓄積された思考にも関心を寄せ、それらのルーツとなる土地の記憶、動植物との関わりなどを現代の美術表現として作品に織り込むことを目指している。
1986年大阪生まれ。2015年京都市立芸術大学大学院 美術研究科陶芸専攻修士課程修了。
様々な国に滞在し、その土地に住む人々とのコミュニケーションを作品表現の主軸としている。人々の日常生活を構成する家財道具や住居などの具体的な情報や、その中で営まれる人々の物語を元に、ドローイング、映像、陶素材、日常品など、特定の素材にこだわらない作品を制作・発表している。
チラシはこちら 飛鳥アートヴィレッジ 2019パンフレット【PDF】(募集は終了しました)
アーティスト | |
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1 | 野原 万里絵 |
2 | 佃 七緒 |
3 | 徳本 萌子 |
公募期間
2018年10月~11月30日(金)
↓
審査発表
2018年12月中旬
↓
アートヴィレッジ・ガイダンス/プレリサーチ・ワークショップに向けての短期滞在
2019年1月12日(土)~14日(月・祝)の3日間
↓
[プログラム1] プレリサーチ・ワークショップ
2019年2月24日(日)~3月3日(日)のうち1日程度
↓
[プログラム2] アーティスト・イン・レジデンス
2019年8月~11月10日(日)のうち2か月(60日)間
↓
[プログラム3] 成果発表展覧会
2019年11月23日(土)~12月15日(日)
芸術の分野で活動する20歳以上40歳未満の方(芸術分野は不問、応募時点での年齢とする)
3名
以下のリンクからダウンロードした応募用紙に必要事項を記入し、過去の活動をまとめたポートフォリオ1冊を同封して、郵送にてご提出ください。
(※Eメールでの提出は不可。)
※注意事項
2018年11月30日(金)消印有効
提出書類をもとに、選考委員により審査をおこない、3名の参加アーティストを決定します。
結果は2018年12月中旬に郵送にて通知すると共に、明日香村役場HPにて公表します。
烏頭尾 精 (日本画家、京都教育大学名誉教授)
脇田 宗孝 (陶芸家、奈良教育大学名誉教授)
大槻 晃実 (芦屋市立美術博物館 学芸員)
安永 幸史 (奈良県立万葉文化館 学芸員)
山中 俊広 (インディペンデントキュレーター/当プロジェクト プログラムコーディネーター)
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原91-1(明日香村中央公民館内)
明日香村教育委員会 教育文化課内「飛鳥アートヴィレッジ」係
TEL:0744-54-3637 FAX:0744-54-5551
E-mail:a-kyoiku@tobutori-asuka.jp
日 程 : 2019年2月24日(日)~3月3日(日)のうち1日程度
2019年8月以降のアーティスト・イン・レジデンスに向けて、活動前の最初のリサーチと明日香村民との交流を目的とした小規模な企画を、上記の期間内に1日程度、各自実施していただきます。ワークショップや対話の場など形式は自由です。各自の今後のレジデンス中の活動や作品制作の足掛かりとしていただくものです。なお、参加アーティストとスタッフの顔合わせ・ガイダンスを兼ねた、当プログラム実施のための事前の現地リサーチは、1月12日(土)~14日(月・祝)の3日間で実施します。
[サポート]
日 程 : 2019年8月1日(木)~11月10日(日)のうち2か月(60日)間
期間中の2か月間(60日)明日香村に滞在して、成果発表展覧会のためのリサーチや制作を順次進めていただきます。滞在の2か月間の設定は、期間内で各自のスケジュールに合わせて決めていただくことが可能です。リサーチ・制作にかかわる地元関係者の紹介・仲介は、参加アーティストの要望に応じて、スタッフが対応、調整します。
[サポート]
※注意事項
日 程 : 2019年11月23日(土)~12月15日(日)
会 場 : 南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館、奈良県立万葉文化館 展望ロビー、飛鳥坐神社 神楽殿
今回は各々のアーティストが1つの会場を担当して、3会場で1つの展覧会として構成します。展覧会全体のテーマ設定および最終的な担当会場は、プレリサーチ・ワークショップ以後の各々のアーティストの活動の動向を考慮して、プログラム・コーディネーターとの打ち合わせを重ねながら決定します。
必要に応じて、スタッフ、地元関係者とも相談・調整します。
[サポート]
※注意事項
1. 南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館
『万葉集』研究の第一人者である故・犬養孝氏の業績を顕彰する施設として旧南都銀行明日香支店の建物を活用して2000年にオープン、2014年にリニューアルして現在に至ります。犬養氏の揮毫の軸装や生前の映像などの資料を中心に常設展示しており、『万葉集』に関する様々な書籍が閲覧できる図書室も備わっています。さらに、随時展覧会やミニコンサートの開催ができるスペースやカフェも併設しており、地元の方々はもちろんのこと観光客の方々にも広く来館、活用されている施設です。展示可能なスペースは、建物内の1階部分と屋外スペースです。一昨年と昨年の展示会場として3名のアーティストが展示していましたが、今回は1名で展示をしていただきます。
2. 奈良県立万葉文化館 展望ロビー
http://manyo.jp
奈良県立万葉文化館は、“万葉のふるさと"と呼ばれる奈良にふさわしい『万葉集』を中心とした古代文化に関する総合文化拠点として整備され、2001年に開館しました。『万葉集』を軸に、古代文化に関する「展示」「調査・研究」「図書・情報サービス」の3つの機能を備えるとともに、建設敷地の事前発掘調査で明らかにされた飛鳥池工房遺跡の発掘成果や復元した遺跡の展示も行われています。展示会場となる1階の展望ロビーは、大和三山の耳成山、香久山をはじめ、飛鳥ののどかな田園風景が遠望でき、普段は来館者の休憩スペースとして活用されています。
3. 飛鳥坐神社 神楽殿
『日本書紀』の神話の条によれば、事代主神が80万の神々を高市に集めて「天高市」、いわゆる「飛鳥」に国・民の守護のため鎮まったとされています。『万葉集』にも飛鳥の甘南備として、「泣く子も見守る神の山」「手向けの山」とたくさん謳われました。平安時代の初期に、現在の地(鳥形山)に遷座されたと記され、今に至っています。本殿の祭神は事代主神ほか三神で、「むすびの神」「創造を導く神」として篤く信仰を受けています。展示会場となる神楽殿では、毎年2月第1日曜日に「おんだ祭」が執り行われ、多くの参列者で賑わいます。
会場の下見は随時受け付けています。
希望される方は、E-mailにて下記問い合わせ先までお申し込みください。
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原91-1
明日香村教育委員会 教育文化課内「飛鳥アートヴィレッジ」係
TEL:0744-54-3637 / FAX:0744-54-5551
E-mail:a-kyoiku@tobutori-asuka.jp
〒634-0142 奈良県高市郡明日香村大字橘21番地 (Google Maps)
開庁時間
月曜日~金曜日 8:30~17:15
※土・日・祝及び12月29日から1月3日は除く
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