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名称 | 塑造如意輪観音坐像 |
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所在地 | 明日香村岡806番地 |
種別 | 重要文化財/彫刻 |
指定年月日 | 明治34年8月2日 |
管理者 | 岡寺 |
塑造 彩色 像高458.2cm
本像は、普通儀軌に説くところの像様と異なるが、「十巻抄」巻六には、大和龍蓋寺(岡寺)の丈六如意輪像は、古い二臂如意輪観音の像様で、左足を垂下している、とあるから、もとは半跏像であったかと思われる。本像は日本最大の塑像で、体部以下に後世の補修が多く、造形にしまりが欠けるとは言え、その頭部には、天平彫刻の気宇雄大な表現が見られる。頭上に高く太い宝髻を結び、眼を伏せずにまっすぐ前方を見すえ、厚い唇を固くとじた面相には、威厳がある。本像の造立時期は明らかでないが、「寺門高僧記」には、弓削道鏡(?-773)が願主となって造立した、との記載もあるので、奈良時代後期の造立が推定される。
〒634-0142 奈良県高市郡明日香村大字橘21番地 (Google Maps)
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