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指定文化財
【40】 銅造釈迦如来坐像 (国指定重要文化財(彫刻))
名称 銅造釈迦如来坐像
所在地 明日香村飛鳥682番地
種別 重要文化財/彫刻
指定年月日 昭和15年10月14日
管理者 安居院

 

銅造 像高275.2cm

有名な「飛鳥大仏」である。蘇我馬子建立の法興寺本尊として造顕されたが、「日本書紀」などから本像の作者は鞍作止利と考えられている。鋳造は困難を極めたらしく、「元興寺縁起」によれば、推古天皇4年(596)から同13年(605)までを要し、手直しや鍍金など仕上げを終わったのは、推古17年(609)と推定されている。 その後の罹災と補修のため、当初の尊容は大きく損われ、残るは額と目のあたりの部分と左耳、そして右手中央三指だけだとされる。眉の強い線、杏仁形の眼は、造立当初の力強く野性的な面貌を想像させるものがある。

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