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指定文化財
【46】 銅造如意輪観音半迦像 (国指定重要文化財(彫刻))
名称 銅造如意輪観音半迦像
所在地 ---
種別 重要文化財/彫刻
指定年月日 明治32年8月1日
管理者 岡寺

 

京都国立博物館

銅造 鍍金 像高31.2cm

本像は、当寺の本尊・塑造如意輪観音坐像の胎内仏と言われ、またその作者は、稽主勲と伝えられる。稽主勲は、天平時代前半期に活躍した仏師らしく、「扶桑略記」によると、神龜4年(727)に長谷寺の十一面観音立像を、稽文會と共に造立している。もし寺伝が正しければ、本像は奈良時代初期に作られた可能性が強く、後に塑像の如意輪観音像が作られるに及んで、その胎内に納められたと解釈される。本像は、飛鳥・白鳳時代の半跏思惟形菩薩像の伝統に則り、古式の三面頭飾をつけ、蕨手状垂髪のなごりを残し、体躯の肉どりや衣の襞の処理にも、若干抽象的な表現を残す。両頬の豊かな面部は、ういういしく、数ある小金銅仏の中でも特に愛らしい。なお本像は、指定名称は如意輪観音像となっているが、頭飾にストゥーパ(塔)をつけているので、弥勒菩薩像と呼ぶべきかと思われる。

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