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ビレッジレポート

「飛鳥寺西方遺跡現地見学会」を開催いたしました。

2月2日土曜日、午前10時から午後3時まで、飛鳥寺西方遺跡で現地見学会を行いました。明日香村教育委員会文化財課では、飛鳥寺の西方に広がる遺跡の性格や規模を明らかにするため見学会会場の様子に範囲確認調査を継続的に行っていますが、今回の見学会は、この調査成果をみなさんに広く知っていただくことを目的としておこないました。


飛鳥寺西方の地域は、『日本書紀』において「飛鳥寺西槻」として登場します。斉明天皇の時代、飛鳥寺西に須弥山の像を置いたことが、また、壬申の乱の時には飛鳥寺西の槻の樹の下で飛鳥を守るための軍営が置大勢のかたにお越しいただきましたかれたことが記されています。天武・持統天皇の時代になると、蝦夷や隼人といった当時の飛鳥からみて辺境の人々を飛鳥寺西槻の下に招いて、饗宴を催したことなどが記されています。これらの記事から飛鳥寺の西には槻の樹があり、大勢の人が集まることのできる「槻樹の広場」の候補地のひとつであると考えられます。


今回の調査では、7世紀中頃以降の石敷や砂利敷などを検出しました。期待していた槻樹の痕跡は確認できず、「槻樹の広場」である確証は得られませんでしたが、槻樹の広場に相当する石敷を確認できたことは、重要な成果であったといえます。


当日は、前日からの雨も止み、日中は天候にも恵まれ、比較的暖かな一日となりました。現地には約1400人の方々が訪れ、飛鳥の歴史ロマンに思いを馳せておられました。なお、飛鳥寺西方遺跡の調査成果については、2月9日土曜日午後1時から、明日香村中央公民館でおこなう「明日香村発掘調査報告会」でもその成果を報告する予定です。こちらも是非ご参加下さい。見学会にお越しの皆様、お疲れ様でした。またのお越しを心よりお待ちしております。

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