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ビレッジレポート

『中尾山古墳発掘調査現地見学会』を開催しました

令和2年11月28日(土)及び29日(日)の10時から15時まで、大字平田の国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区におきまして、中尾山古墳発掘調査現地見学会を開催しました。

 

今回の調査は、世界遺産「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の登録に向け、構成資産である中尾山古墳の墳丘規模や構造などの解明を目的として実施しました。調査の結果、三段築成の八角墳であることが確認され、一段目と二段目は基壇状を呈していることや、三段目は版築のみで整形されていることが明らかとなりました。また、外周石敷が三重にめぐっていたことも判明するなど、石敷が広範囲にわたって敷設されていたことも確認することができました。さらに埋葬施設の具体的な構造や沓形石造物と呼ばれる石造物の存在も明らかとなりました。

 

今回の現地見学会は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、検温や連絡先の記載、班別行動による密集回避等の対策を実施し、今までとは異なる見学会となり、参加者のみなさまにはご不便をおかけしました。一方、28日は一時雨模様となったにも関わらず約1300名の方に、29日は天候に恵まれ約1500名の方に訪れていただきました。担当者や協同で調査を実施している関西大学文学部考古学研究室の学生の解説にも熱心に耳を傾けられておられました。また、中尾山古墳周辺は紅葉も見頃で、紅葉を背景に写真を収められる方も多くおられました。


現地見学会の開催におきましては、国営飛鳥歴史公園や飛鳥管理センターの皆様、里山クラブの皆様にも多大なるご協力をいただきました。多様な団体が一丸となって現地見学会を開催することは初めての試みでしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めながら、多くの見学者に満足していただくことができたと考えています。

 

明日香村では現在もどこかで発掘調査が行われています。さらなる発見の可能性もあります。今後も明日香村での発掘調査にご注目ください。

 

現地見学会当日配布資料: 明日香村の文化財(25) 中尾山古墳

 

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