トップページ > 広報 > ビレッジレポート > 【ビレッジレポート】 古代飛鳥の最新発掘調査成果を披露!
ビレッジレポート

古代飛鳥の最新発掘調査成果を披露!
明日香村発掘調査報告会を開催しました

11月26日(土)、明日香村中央公民館において毎年恒例の明日香村発掘調査報告会を開催しました。 この報告会は、平成10年から毎年行っており、今年で14年目を迎えます。 報告会では、村文化財課技師による村内遺跡の発掘調査成果の発表と、木下正史先生(明日香村文化財課顧問・東京学芸大学名誉教授)による記念講演がありました。




最初に村文化財課技術員の長谷川透が、飛鳥寺西方遺跡の発掘調査成果として、『日本書紀』に登場する「飛鳥寺西の槻の広場」と遺跡との関連性などについて発表しました。 「飛鳥寺西の槻の広場」は、中大兄皇子と中臣鎌足とが蹴鞠を通じて出会ったとされる歴史上非常に重要な場所といわれています。


文化財課・西光による発表風景
続いて村文化財課主任技師の西光慎治が、マルコ山古墳や、カヅマヤマ古墳、牽牛子塚古墳、越塚御門古墳など、最近の西飛鳥における発掘調査成果について発表しました。 西飛鳥とは、近鉄吉野線の線路より西側の地域で、6世紀から7世紀にかけて、多くの重要な古墳が造られている場所を指します。

 

 

 

 

木下先生による発表風景 最後に「飛鳥寺西の槻の広場-宮廷儀礼を探る」と題した木下正史先生の記念講演がありました。 木下先生は、飛鳥寺西の槻の広場のみでなく、その北側に展開している水落遺跡や石神遺跡の重要性についても説かれ、広く飛鳥寺西方一帯の重要性を力説されました。
水落遺跡は、中大兄皇子が造ったとされる水時計の遺跡、石神遺跡はかつて、須弥山石や石人像などの石造物が出土し、「蝦夷」などの服属儀礼が執り行われた場所とされます。 これらの遺跡は、『中大兄皇子が中国天子にならい「時空」を支配し、理想の世界観・宇宙観を示そうとした結果のあらわれではないか』と、その意義を述べられました。

 

今回の発掘調査報告会には、約100名の方々の参加があり、それぞれの報告・講演を熱心に聴講されていました。 今後も、本村で実施される発掘調査の重要性とその価値を、地域住民や国民の皆様に知ってもらう機会として、発掘調査報告会を開催していきます。

 



このページのトップに戻る