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11月20日(日)に東京都千代田区のよみうり大手町ホールで第26回明日香村まるごと博物館フォーラムを開催しました。本年が高松塚古墳壁画発見50年の節目にあたることから、高松塚古墳に関する講演やパネルディスカッションを行いました。約250名の方に来場いただきました。
フォーラムではまず文化財課の辰巳俊輔主任主事が中尾山古墳の発掘調査や牽牛子塚古墳の整備等について報告を行いました。その後、森岡秀人奈良県立橿原考古学研究所共同研究員が「飛鳥・高松塚古墳発掘回顧半世紀」と題して、調査当時の日誌や写真等を用いて当時の様子などについてご講演いただきました。また建石徹東京文化財研究所保存科学研究センター長が「高松塚古墳の現在、そして未来」と題して壁画の保存修理の経過やその知見が他の遺跡へも影響を与えたことなどについてご講演いただきました。その後、森岡共同研究員、建石センター長に文化財課の小池香津江課長を加え、関口和哉読売新聞橿原支局長の司会で「未来へつなぐ高松塚」をテーマとしてパネルディスカッションを行いました。これまでの50年のあゆみを振り返り、高松塚古墳の価値、さらには明日香村を未来へ適切に伝えることの重要性、さらには「飛鳥・藤原」の世界文化遺産登録の必要性等について意見を交わしました。
また、会場外では明日香村の特産品やオリジナルグッズの販売、連携協定を締結している同志社大学文化遺産情報科学調査研究センターの津村宏臣准教授による高松塚古墳壁画のVR体験も実施し、多くの来場者に明日香村の魅力を伝えることができました。
パネルディスカッションの様子
〒634-0142 奈良県高市郡明日香村大字橘21番地 (Google Maps)
開庁時間
月曜日~金曜日 8:30~17:15
※土・日・祝及び12月29日から1月3日は除く
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